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この先は気温の上昇に伴い、西日本や東日本では花粉が大量に飛び始める見込みで、東海や九州では「非常に多い」予想も出ています。今年は関東甲信で例年の2倍の飛散量が予想されるなど、各地で例年より多くの花粉が飛びそうです。

この先は気温上昇 東海や九州で「非常に多い」予想

西日本や東日本では花粉の大量飛散が迫ってきています。

きょう16日は各地で冷たい空気に包まれましたが、あす17日は寒さが和らぎ、週末は全国的に平年を上回る暖かさになるでしょう。南風の強まる所も多く、花粉の飛ぶ条件がそろいます。

九州は広い範囲で、あすと週明けに「非常に多い」予想となっているほか、東海でも静岡では今週末から「非常に多い」日が出てきます。

そのほか東京などでも土日は「やや多い」レベルで、本格的な花粉シーズンに突入しそうです。

花粉飛散傾向 関東甲信で例年の2倍

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今年の花粉の飛散量は、昨年の夏の気温が高かったことなどが影響して、例年以上に多く飛ぶ傾向です。特に関東甲信は例年の2倍の花粉が予想され、東北や東海も例年の1.8倍となる見込みです。

また、昨年と比べても関東甲信や東海、近畿、四国は2倍以上となっています。

症状の出る方だけではなく、これまで症状が出なかった方も、しっかりと対策をとった方がよさそうです。

花粉のピークは1日2回

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花粉が多くなる時間帯は、その日の気象条件によって変わりますが、都市部の場合、一般的には「昼前後」と「日没前後」に多くなるといわれています。

これは早朝、日の出とともに雄花が開き、放出された花粉が風に乗って都市部にやってくるタイミングが「正午ごろ」であること、そして日中、上空高くまで舞い上がった花粉は日没のタイミングで地表付近まで降りてくるためと考えられています。

夕方の帰宅の時間帯にたくさんの花粉が服や毛髪などに付着することがあります。部屋に入る際はしっかり払い落すようにしましょう。