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きょう16日、日本気象協会は「2023年桜開花予想(第2回)」を発表。全国的に平年並みか早めで、前回(1月26日発表)の予想よりも早まる傾向になりました。全国トップは福岡と高知で3月19日の予想です。

開花が早まる予想に

今年(2023年)の桜の開花は、平年並みか平年より早い所が多くなる見込みです。

12月は寒気の影響を受けやすく、全国的に平年より気温が低く推移しました。更に1月下旬には非常に強い寒波が襲来し、各地で記録的な寒さとなりました。このことから、桜の花芽の休眠打破※は順調に行われたと考えられます。

2月下旬は一時的に寒気の影響を受けますが、3月以降は気温は平年並みか高くなる見込みです。前回予想時(1月26日発表)よりも高温傾向で推移しているため、予想開花日は3~4日前後早まる所が多く、平年並みか早い開花となる地点があるでしょう。

※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること。

福岡・高知で3月19日に開花スタート

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全国で最も開花予想日が早いのは、福岡と高知で3月19日。それぞれ平年より3日早く、今年は3月中旬から桜前線がスタートする見込みです。

3月下旬になると、中国地方~関東も桜シーズンで、広島や東京都心が3月22日、名古屋が3月23日などとなっています。

4月に入ると桜前線が東北入りして、仙台は4月4日、秋田で4月15日。4月下旬には桜前線が北海道に到達し、札幌は4月29日の予想となっています。

【言葉の説明】
平年:1991~2020年の平均値
かなり早い :平年よりも7日以上早い
早い :平年よりも3日から6日早い
平年並 :平年との差が2日以内
遅い :平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い :平年よりも7日以上遅い