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すでに九州ではきょう15日(水)朝までに「非常に多い」花粉を観測した所も。まだ少ない所も、これから気温が上昇すると一気に飛散量が増えてきます。今週はあす16日(木)まで厳しい寒さですが、その後の気温上昇によって、花粉の飛ぶ量が急増する見込みです。

東京都内は10日(金)にスギ花粉飛散開始

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東京都は13日(月)、都内でスギ花粉の飛散開始を確認したと発表しました。飛散開始日(※)は2月10日(金)です。

過去10年平均(2月15日)より5日早く、昨年(2月15日)より5日早い観測となりました。東京都内でもいよいよ、スギ花粉のシーズンがスタートしました。

※飛散開始日とは、1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日以上連続して観測した最初の日のことです。都によりますと、青梅、立川、多摩で2月10日(金)と11日(土)に2日連続して、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉が観測されたため、「2月10日(金)からスギ花粉の飛散開始」となりました。

今週はいよいよ花粉の飛散が本格化

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環境省の情報によると、すでに多くの所で飛散開始となっている九州では、きのう14日(火)からきょう15日(水)朝までに、長崎県、大分県、鹿児島県では1平方センチメートルあたり50個以上の花粉を観測していて、「非常に多い」花粉が飛散しています。

まだ少ない所でも、これから気温が上昇すると、一気に飛散量が増えてきます。今週はあす16日(木)まで厳しい寒さですが、その後は、日に日に気温が上昇する見込みです。

九州では、16日(木)は「やや多い」ですが、17日(金)は一番ランクが高い「非常に多い」見込みです。
また、関東ももこれから一気に花粉の飛散量が増え、最高気温が3月下旬並みとなる18日(土)は「やや多く」飛ぶでしょう。まだあまり症状が出ていない方も、注意が必要です。

花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉がつかないようにすることが大切です。
外出時は、コンタクトの方もメガネを使用したり、マスクは内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。外出の際は、ウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

昨年より広い範囲で「非常に多い」 ピークは3月

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今シーズン花粉の飛散量は、九州から東北にかけてほとんどの地域で、「前シーズンに比べて多くなる」見込みです。
例年と比べても、今シーズンは、関東甲信や東北の太平洋側などで「非常に多く」飛ぶ予想が出ています。

ピーク時期は、九州は2月下旬から、中国、四国から関東、東北にかけては3月に入る頃にはピークを迎え、3月中旬から下旬にかけてピークの続く所が多い見込みです。今年は花粉飛散量が昨年よりも多い予想が出ていて、ピークの時期も昨年より長引く可能性があります。

前シーズンは症状があまり出なかった方も、早めに花粉対策を心がけて、できるだけ快適に過ごせるようにしてください。