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東京都内では2月10日(金)にスギ花粉の飛散開始日となりました。きょう15日は関東から九州では「少ない」ながらもスギ花粉が飛散するでしょう。九州南部では「やや多く」飛ぶ予想です。今週末以降は気温も上がり、飛散量は増えてくるでしょう。

きょう15日の花粉飛散情報

東京都内では2月10日(金)にスギ花粉の飛散開始日となりました。過去10年平均、昨年(共に2月15日)より5日早い飛散開始日でした。(花粉飛散開始日の定義は、「1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日」です。)

きょう15日(水)は、日本海側は広く雪が降るでしょう。太平洋側は晴れ間はでますが、日中も真冬並みの厳しい寒さになりそうです。花粉の飛散は関東から九州北部では「少ない」見込みです。少ないながらも花粉は飛びますので、敏感な方は対策をしておくと安心です。九州南部では「やや多い」予想で、しっかりと対策をすると良いでしょう。

今週末から東京などで「やや多く」飛ぶ日も 福岡は「非常に多い」

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今週末以降は寒気は北上し、暖かな空気が流れ込むため、一気に気温が上昇するでしょう。関東から九州では、日中は季節先取りの暖かさになりそうです。

東京は18日(土)と20日(月)、大阪は20日(月)にスギ花粉が「やや多く」飛ぶでしょう。広島は17日(金)以降、「やや多く」飛散する日が増えてきそうです。福岡は17日(金)以降「非常に多く」飛ぶ日があるでしょう。本格的な花粉シーズンとなりそうです。

花粉のピークはいつから?

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スギ花粉の飛散のピークは、東北や北陸、関東甲信、近畿、中国地方、四国など多くの所では3月上旬から、東海は3月上旬の後半からとなる予想です。九州は2月下旬から花粉飛散のピークを迎えるでしょう。

今シーズンは、九州から東北にかけて前シーズンより飛散量は多く、特に四国、近畿、東海、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みです。前シーズンは症状が弱かった方も万全な花粉症対策が必要になりそうです。

外出時の花粉対策

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。