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きょう14日(火)の関東地方は、南部ほど雲が多く、神奈川や千葉など所々で雨やみぞれ。箱根・丹沢エリアでは、湿った雪が降っています。午後も箱根などでは雪が降りやすいため、路面状況が悪化しそうです。県境またぐ車は冬装備を万全に行いましょう。

関東南部で雨や雪

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きょう14日(火)の関東地方は、群馬など北部は晴れていますが、都心など南部は雲が多く、神奈川や千葉では所々で弱い雨や雪が降っています。

これは、東海沖で異なった風と風がぶつかり雨雲や雪雲が発生し、関東南部にかかっているからです。箱根・丹沢エリアなど、標高の高い所では湿った雪やみぞれとなっていて、路面状況が悪くなっています。

このあと、あす15日(水)明け方にかけて、箱根・丹沢エリアでは雪や雨が降りやすい見込みです。大雪になる事はありませんが、県境をまたぐ車はノーマルタイヤはさけ、冬装備を行いましょう。

15日朝は冷え込み強まる 路面の凍結に注意

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あす15日(水)は、各地で晴れますが、朝は冷え込みが強まります。最低気温は、東京都心1℃、箱根エリアは0℃以下となり、路面が凍結するおそれがあります。スリップ事故や転倒事故に注意が必要です。

ノーマルタイヤの危険性

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雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。

雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。

雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。

路面の凍結に注意

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雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。

(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。

(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。

(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。