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きょう12日(日)は、全国的に気温が上昇し3月並みの所が多いでしょう。九州~関東では15℃を超え、サクラが咲く頃の陽気に。多雪地でも気温が上がるため、なだれや屋根からの落雪、道路の冠水などに注意が必要です。

全国的に気温急上昇 3月並み

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きょうの天気ポイントは、「全国的に気温上昇 3月並み なだれのリスク大」です。積雪の多い所では、なだれや落雪のリスクが高まるため、注意が必要です。

きょう12日(日)は、低気圧が北海道付近を通過し、前線を伴った低気圧が九州付近に近づく見込みです。北海道は雪、東北北部は雨か雪が降るでしょう。東北南部~九州は晴れますが、夜は九州で雨が降り出し、非常に激しく降る所があるでしょう。

最高気温は全国的に3月並みとなり、関東~九州では最高気温16℃前後とポカポカ陽気となりそうです。新潟など積雪の多い所でも、最高気温が10℃を超え3月中旬並み。札幌も2℃と3月上旬並みで、湿った雪となるでしょう。積雪の多い所では、なだれや屋根からの落雪などに注意が必要です。

積雪の状況

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12日(日)9時現在の積雪は、新潟県~北海道にかけて所々で2メートルを超えていて、豪雪地帯で有名な青森県八甲田山系酸ヶ湯では343センチとなっています。大体平年並みですが、10日(金)~11日(土)の南岸低気圧により長野県松本市などでは、平年の2倍以上の積雪となっている所があります。

気温上昇により、新潟県~山陰地方にかけて広く「なだれ注意報」が発表されています。

積雪の多い所では、なだれや落雪、道路の冠水などに注意。スキー場では、バックカントリーなど管理されたエリア以外で滑る行為は絶対行なわないでください。

急な雪解け 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

① 雪解けによって「なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。