きょう11日(土)は、広い範囲で晴れる見込み。最高気温は平年よりやや高く、多くの所で3月並みに。雪の多い地域では、雪崩や屋根からの落雪に十分な注意が必要。
高気圧に覆われてくる 広い範囲で天気回復
きょう11日(土)は、高気圧にゆるやかに覆われてきます。
九州から近畿、北陸にかけて、日中は広く晴れるでしょう。
東海から東北南部にかけても大体晴れそうです。きのう雪や雨を降らせた低気圧の影響が残り、午前中は風がやや強く吹きますが、午後には収まってきます。
東北北部は、昼前までは太平洋側の一部に雪雲がかかり、風が強めに吹きます。午後は天気が回復するでしょう。
北海道は、雲の間からときおり日が差します。北部や南西部では一時的に雪の降る所もありますが、降り方は弱いでしょう。
沖縄は、高気圧のフチにあたるため、湿った空気が流れ込みやすく、本島地方を中心に所々で雨が降りそうです。
関東甲信・東北 きのうの雪の影響が残る地域も
関東甲信や東北の太平洋側では、きのうは雪が降り、積雪が急増した所も。
きょう午前8時現在、長野県飯田市で13センチ、山梨県甲府市で10センチなど、甲信は広く雪が積もっており、埼玉県秩父市で15センチと、関東も山沿いや内陸を中心に雪の残っている所があります。
また、宮城県石巻市で18センチ、岩手県宮古市で19センチと、東北の太平洋側は海沿いの地域も含めて広く積雪状態となっています。
天気が回復しても、道路などへの影響がしばらく続く可能性がありますので、お出かけの方は情報を十分ご確認ください。
最高気温 平年より高め 多くの所で3月並み
最高気温は、北海道は0℃前後の所が多いでしょう。おおむね平年並みですが、きのうに比べると高くなります。
東北は5℃から8℃くらい、北陸は10℃前後、関東から九州は15℃前後の所がほとんど。平年より高めで広い範囲で3月並みの予想。暖かな日差しに春を感じられるでしょう。
沖縄は22℃くらいで、こちらも3月並みの予想です。
雪崩や落雪に注意
気温の上昇により、雪どけが進みそうです。
雪崩が発生しやすくなりますので、危険な場所には近づかないようにしてください。
雪どけ水が浸み込むことで地盤が緩むため、土砂災害にも要注意です。
また、屋根からの落雪にも、いっそうの注意が必要になります。屋根の上の雪下ろしや軒先での作業は、くれぐれも慎重になさってください。
廣津留すみれ
しいたけ.
ラリー遠田
