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関東~九州では、スギ花粉シーズン秒読みです。花粉の飛ぶ量はまだ少ないですが、症状が出やすい方は対策をしましょう。

花粉シーズン秒読み

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今シーズンのスギ花粉の飛散開始※は、九州から東北まで例年並みとなる予想です。九州や四国、中国、関東の早い所では2月上旬に花粉シーズンがスタート。東京都心など、まだ飛散開始とはなっていませんが、少ないながらも花粉は飛散する可能性があります。症状が出やすい方は、対策をとりましょう。

※飛散開始日:1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日

今シーズンの花粉の飛散量は?

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2023年春の花粉飛散予測は、九州では例年並み、四国と中国、近畿、北陸では例年に比べてやや多くなるでしょう。東海と東北では例年より多く、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みです。一方、北海道は例年よりやや少ないでしょう。

前シーズンと比較して、九州から東北にかけて飛散量は多く、特に四国、近畿、東海、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みです。前シーズンは症状が弱かった方も、万全な花粉症対策が必要になりそうです。

横浜市内にある スギのようす

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こちらの写真は、きのう2月6日(月)、横浜市内にあるスギのようすです。遠目に見ても、赤くなっていて、明らかに例年よりたっぷり花粉がついている印象を受けました(筆者撮影)。

外出時の花粉対策

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。