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関東~九州ではスギ花粉のシーズンが迫ってきています。早い所では来週中にも飛散開始となる所がありそうです。飛散開始前後は飛ぶ量は少ないですが、症状の出やすい方はしっかりと対策をしましょう。

関東~九州 来週にも飛び始めか

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スギ花粉の飛び始め予想を見ると、関東南部や四国、九州などでは2月上旬の所があり、福岡は8日(水)の予想です。東京も2月11日(土)なので、来週中にも飛散開始となる見込みです。

「花粉の飛散開始日」とは、1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を2日連続して観測した場合の「最初の日」のことです。

飛散開始前でも微量の花粉が飛ぶことがあり、敏感な方は症状が出る可能性もあります。

今シーズンの傾向は?

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今シーズンの花粉の飛散傾向は、例年と比べると「やや多い」や「多い」地域がほとんどで、特に関東甲信は例年の2倍(200パーセント)の花粉が予想されています。

前シーズンと比べても北海道を除いて、「やや多い」か「非常に多い」予想となっていて、関東甲信で2倍以上、東海や四国などで3倍近くとなりそうです。

花粉の飛散量は、前年の夏の天候に左右されます。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなるといわれています。

2022年の夏(6月~8月)は、6月の日照時間が東日本の日本海側と西日本の太平洋側でかなり多くなりました。また、6月後半から7月上旬にかけて東日本や西日本を中心にかなりの高温となりました。そのため、6月に「高温・多照・少雨」となり、スギの花芽形成に好条件となりました。

花粉が飛びやすい条件は?

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本格的な飛散はまだ先ですが、今後も少量の花粉が飛ぶ日がありそうです。花粉の飛びやすい条件を確認しておきましょう。

1.晴れて気温が高い日
晴れて最高気温が高い日は、地面から地上へと上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

2.乾燥と強風
空気が乾燥して、風が強い日は、自分が住んでいる地域の花粉だけではなく、遠くからも花粉が飛んでくるため、いっそう注意が必要です。

3.雨上がりの翌日
雨の翌日は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びます。雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるともいわれます。

症状の出やすい方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。