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日本海の低気圧が急速に発達しながら、今日(1日)から明日(2日)にかけて北海道付近を通過するでしょう。道内は今夜から猛吹雪や暴風、高波に警戒が必要です。今日午後から降る雪は、道央や道南方面を中心に湿った重たい雪となるでしょう。降る雪の量も局地的に多くなり、札幌周辺でも明日朝の除雪がかなり体にこたえるものとなりそうです。

今夜から明日にかけて猛吹雪・暴風・高波に警戒

今日午前9時現在、日本海中部にある1004hPaの低気圧は、今夜には渡島半島付近まで進みます。この低気圧は北海道を通過し、明日午前9時にはオホーツク海南部に進んで984hPaまで発達する見込みです。

低気圧の影響で、北海道付近の気圧の傾きが大きくなり、沿岸を中心に非常に強い風となる見込みです。

檜山地方では今日夜遅くから明日朝にかけて、日高東部では明日未明から朝にかけて、網走地方や釧路北部・中部、根室北部では明日朝から昼前にかけて、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要です。

また、網走や根室の海域では明日昼前から夕方にかけて6メートルの大しけとなる見込みです。高波にも警戒して下さい。

今日の午後の雪は湿った重たい雪 除雪が体にこたえる重さ

低気圧がこの時期としては暖かい空気をもたらすため、今日降る雪は道央や道南方面を中心に湿った重たい雪となる所が多いでしょう。一部では雨まじりの雪となりそうです。局地的に降り方が強まり、今日正午からの24時間に降る雪の量は、石狩や後志地方の多い所で40センチに達する見込みです。

低気圧の進路や雪雲の発達の程度によっては、札幌周辺で予想より多くなる恐れがあります。湿った重たい雪が多く降り、体にこたえる除雪となりそうです。今夜と明日朝の2回に分けて除雪するなど、対策をするとよいでしょう。また、この雪により、既に交通機関の運休などの情報が発表されています。帰宅が遅くなる方は、交通機関の発表している情報をご確認下さい。

夜は急激に風が強まり、湿った雪でふぶくでしょう。電線などへの着雪により大規模な停電が発生する恐れもあるため、念のため明るいうちに停電対策を用意するとよさそうです。