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関東は、あす2月1日(水)は3月並みの暖かさ。来週にかけて激しい寒暖差に注意。2月9日(木)は東京都心など平野部も含めて、広範囲で雪の予想。こまめに情報確認を。

2月1日(水)~7日(火) 日ごとの気温変化 大きい

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来週のはじめにかけては日ごとの気温差が大きく、体調管理にご注意ください。

2月スタートのあす1日(水)は、日本海から北海道付近に進む低気圧や前線に向かって、南よりの暖かな空気が流れ込みます。関東は午前を中心に晴れて、日中は気温がグンと上がるでしょう。東京都心の最高気温は、きょう31日(火)は9.0℃(午後3時まで)でしたが、あすは13℃の予想。真冬の寒さから、急に3月上旬並みの暖かさになりそうです。

ただ、2日(木)は寒気が流れ込むため、晴れても最高気温は10℃に届くかどうか。3日(金)の午後は沿岸部で冷たい雨が降りそうです。最高気温は6℃くらいで、日中も震える寒さでしょう。4日(土)は次第に天気が回復しますが、寒さが和らぐのは5日(日)。その後、6日(月)・7日(火)と、日ごとに気温が高くなりそうです。

2月8日(水)~13日(月) 来週半ば 広く雪

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2月8日(水)以降は、短い周期で天気が変わるでしょう。雪や雨の降るタイミングは2回ありそうです。

9日(木)は、関東の南を低気圧が進むため、平野部も含めて広い範囲で雪が降るでしょう。最高気温は2℃前後の所が多く、雪の量が多くなれば、積雪となる可能性もあります。ただ、低気圧が進むコースによっては雪の降る範囲が狭くなったり、気温が今の予想よりも高くなれば雨に変わります。予報にはまだ幅がありますので、こまめに情報を確認してください。

その後、12日(日)~13日(月)にかけても冷たい雨や雪が降るでしょう。

春のような暖かさは一時的で、来週の中頃からは再び厳しい寒さが続きそうです。服装でうまく調節して、体調を崩さないようにしてください。

南岸低気圧の進路 関東の天気はどう変わる?

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関東の天気は、南側の沿岸部を進む「南岸低気圧」の進路次第で、大きく変わります。パターンは3つ、挙げられます。

① 南岸低気圧が八丈島の北を進む場合、関東には低気圧の降水域がかかり、暖かい空気も流れ込みます。そのため降るものが雪ではなく、雨になりやすいのです。
② 南岸低気圧が八丈島の少し南を進む場合、関東には降水域がかかる一方、北から冷たい空気を引き込みます。そのため雪が降りやすく、時には大雪になるのです。
③ 南岸低気圧が八丈島の南を進む場合、降水域そのものが、関東の陸地まで届かず、雪も雨も降らないことが多くなります。ただ、冷たい空気が南下するため、関東では、雲が広がりやすくなるのです。

南岸低気圧の進路と八丈島の位置関係は、関東の雪を予報する目安の一つではありますが、決め手はこれだけではありません。関東で大雪になるかどうかは、低気圧の発達度合い、進む速度、気温の低下、湿った空気の流れ込みなどで変わります。(①のように雨でも、降り方が強まると、周囲の空気が冷やされて雪に変わることもあります。)関東では、普段、雪にあまり慣れていないため、最新の天気予報などをこまめに確認し、雪が予想される場合は、早めの対策を心がけてください。