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きょう26日(木)、この先の1か月予報が発表。1か月の平均気温は北日本は「平年より低い」、東日本、西日本、沖縄・奄美は「平年並み」でしょう。寒気の影響で、北日本から東日本の日本海側の降雪量は「平年並みか多い」見込みです。一年で最も寒い頃とされる2月初めにかけては、厳しい寒さが続き、大雪にも注意が必要です。

寒波の影響まだ続く 2月中頃から気温急上昇の日も

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日本付近には過去と比較しても記録的な「最強寒波」が流れ込みました。
きのう25日(水)からきょう26日(木)にかけては、大雪によって車の立ち往生が相次いだり、記録的な低温によって水道管が破裂するなど、生活に大きな影響が出ました。きょう26日(木)に発表された1か月予報によると、寒波の影響はこれだけに終わらず、まだ続く見込みです。

この先1月の平均気温は、北日本は「平年より低い」、東日本、西日本、沖縄・奄美は「平年並み」でしょう。

週別に見ると、1週目(1月28日~2月3日)は、北日本で「平年より低い」、西日本、東日本、沖縄・奄美で「平年並みか平年より低い」見込みです。
2週目(2月4日~10日)は、北日本で「平年並みか平年より低い」、西日本、東日本、沖縄・奄美で「平年並み」でしょう。3週目(2月11日~24日)は、全国的に「平年並み」の見込みです。

2月3日(金)の「節分」にかけてが、一年の中でも最も寒い「寒の内」ですが、その期間が「平年並みか平年を下回る寒さ」となる見込みです。きのう25日(水)やきょう26日(木)は、めったにない寒さでしたが、まだ体に堪える寒さの日があるでしょう。防寒対策をしっかりと行ってください。気温の下がりやすい所では、水道凍結などにも注意が必要です。

2月中頃から、気温は各地で「平年並み」と予想されています。
ただしこれは、強い寒気が流れ込んだり、暖かい空気が流れ込んだりして、平均すると「平年並み」になりそうだということを示しています。2月中旬頃から、一気に気温が急上昇する日もあり、寒暖差が激しくなりそうです。気温が上がって、花粉が飛びやすくなってきますので、花粉症の方は早めの対策を心がけてください。

冬型強まる時期も 日本海側は大雪に注意

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左の図は、1か月平均の地上気圧です。
シベリア高気圧は華中から東シナ海で強く、北・東日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期がある見込みです。
また、右の図は、上空約1500mの気温を示しています。沿海州付近を中心に平年より低く、北日本を中心に寒気の影響を受ける時期がある見込みです。

このことから、北日本と東日本の日本海側の降雪量は「平年並みか平年より多い」見込みです。
大雪や暴風雪に警戒を要する日が続いていますが、この寒気が去った後も、まとまった雪の降る日が続くおそれがあります。

この先も寒気流入 大雪や寒さに注意

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週間の寒気の予想図です。
上空1500メートル付近で、マイナス6℃以下の平地でも雪が降る目安となる寒気が、たびたび本州の南まで南下する見込みです。
特に寒気が強いのが、28日(土)と、2月2日(木)頃で、日本海側では雪が降り、大雪となるおそれがあります。太平洋側でも風が冷たく、寒さが厳しくなる可能性があります。

春が待ち遠しい寒さが続きますが、暖かくして、雪の事故に巻き込まれないように注意してお過ごしください。