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昨日24日から流れ込んだ強烈な寒気の影響で、岡山県などで記録的な大雪となりました。津山市では12時間で46センチの雪が降り、統計開始以来1位となっています。京都市や神戸市、奈良市、広島市などでも積雪となっています。

強烈寒波で積雪急増

昨日24日から日本付近は冬型の気圧配置が強まり、強烈な寒気が流れ込んでいます。日本海側を中心に大雪となり、太平洋側でも所々で積雪となっています。

12時間降雪量の最大値は長野県菅平では46センチ、神戸市で4センチ、和歌山市で6センチ(2014年2月14日と並びタイ記録)と統計開始以来1位の記録を更新しました。昨日24日夜に顕著な大雪に関する気象情報が発表された岡山県ではドカ雪となりました。12時間降雪量の最大値は岡山県真庭市蒜山で74センチ、美作市で47センチ、津山市で46センチと統計開始以来1位となり、記録的な大雪となりました。きょう25日9時の積雪は真庭市蒜山で92センチ、美作市で47センチ、津山市で45センチとなっています。

太平洋側の市街地など普段雪の少ない地域でも積雪となっています。9時の積雪は仙台市で8センチ、水戸市で4センチ、京都市で11センチ、奈良市や神戸市で2センチ、広島市で4センチです。積雪や路面の凍結で、路面状況が悪くなっています。車の運転や足元にお気をつけください。

大雪いつまで

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このあとも強い冬型の気圧配置が続き、強烈な寒波が居座る予想です。日本海側を中心に雪が強く、積雪がさらに増えるでしょう。西日本ではきょう25日の午後は次第に大雪のピークを越えますが、引き続き、積雪や路面の凍結には注意が必要です。東日本や北日本ではあす26日にかけて寒気の影響が続き、日本海側を中心に大雪となるでしょう。風も非常に強く、猛吹雪にも警戒が必要です。

普段は雪の少ない所で積雪 特に注意すべき場所は?

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普段、雪に慣れていない方が、雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。

1つめは、歩道橋の上や、橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しても溶けにくいのです。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。

久しぶりの雪ですが、これらの場所は、特に気を付けて、歩いてください。