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今日(24日)、札幌管区気象台よりこの先3か月の見通しが発表されました。2月~4月にかけての気温は平年並みか高めで、降水量・降雪量(日本海側)はほぼ平年並みの予想となっています。月ごとに天気と気温を詳しくまとめました。

2月 大雪やふぶきの恐れ 寒さにも注意

太平洋側やオホーツク海側は晴れの日が多い見込みです。日本海側は平年と同様に、曇りや雪の日が多いでしょう。冬型の気圧配置となりやすく、特に2月前半は上空の寒気の影響を受けやすくなりそうです。
冬型の気圧配置が強まると、日本海側では局地的な大雪となったり、ふぶいて見通しが悪くなったりと、交通障害に繋がる恐れがあります。
昨シーズンを例に出すと、2月5日から6日にかけては、札幌で24時間降雪量60センチを観測し、1999年の統計開始から最も多い24時間降雪量となりました。JRが運休し、家庭ごみの収集ができなかったなどの影響も、記憶に新しい方が多いかもしれません。
今シーズンの2月も、前半を中心に大雪などには注意し、最新の気象情報や交通状況を確認するようにしてください。

なお、2月中旬にかけては平年でも一年で最も寒さが厳しい時期となっています。予想されている気温は平年並みとはいえ、真冬日が当たり前のような寒さの日が続く可能性もあります。万全な防寒対策を心がけ、体調管理に注意しながらお過ごしください。

3月の天気 雪解けの進む日が多くなりそう

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日本海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側やオホーツク海側は晴れの日が多い見込みです。
3月になると、北海道も寒さの底を抜け、徐々に気温の上がる日が多くなっていくでしょう。予想気温も平年並みか高めで、積雪の多い地域でも雪解けが進んでいきそうです。

なお、雪解けが進むということは、なだれや落雪の可能性が高くなるということにもなります。特に日中に気温が上がる予想となっている日は、屋根からの落雪に注意し、軒下を歩かないなど対策を心がけてください。

4月の天気 いよいよ春の足音が!

日本海側やオホーツク海側は平年と同様に天気が数日の周期で変わるでしょう。太平洋側は晴れる日が多くなる見込みです。
4月の北海道は南よりの風の吹く日が多く、その影響で暖かい空気が流れ込みやすくなりそうです。気温は平年並みか高めで、日差しのもとではぽかぽか陽気となる日も多くなってくるでしょう。

4月に入ると、北国の北海道でもいよいよ春の陽気を感じられる日が増えていきそうです。道内の主な都市での桜の開花の平年日は、函館が最も早く4月28日、次いで札幌が5月1日、旭川・室蘭は5月4日となっていますが、3月から4月にかけての気温は平年並みか高い予想のため、平年よりも早い開花となる地域が出てくるかもしれません。
なお、日本気象協会では毎年桜開花予想を行っていますが、今年は第一回の予想を1月26日に発表する予定です。桜の開花・満開予想をもとに、お花見の計画などを立ててみるのも良いかもしれません。