メイン画像
メイン画像

強烈な寒気の影響で、日本海側は大雪や猛吹雪に。太平洋側も所々で積雪となるでしょう。広く「道路の気象影響」リスクが大きくなります。立ち往生が発生したり、通行止めとなったりする可能性があります。

道路の気象影響リスク大

画像A
画像A

あす25日(水)にかけて10年に一度クラスの強烈な寒気が流れ込む予想です。上空1500メートル付近にマイナス15℃以下の寒気が西日本まで流れ込むでしょう。上空の気温を観測している輪島や館野、福岡などで過去の最低気温に匹敵する寒気の強さとなる可能性があります。

北海道や本州の日本海側、九州北部では広く雪や風が強まるでしょう。大雪や猛吹雪となる見込みです。普段、雪があまり降らない太平洋側にも雪雲が流れ込み、山沿いだけでなく、市街地でも所々で積雪となるでしょう。京阪神を中心に積雪が多くなる恐れがあります。関東甲信では大雪は山沿いが中心ですが、東京23区でも積雪となる可能性があります。

「道路の気象影響予測」によりますと、あす25日(水)にかけて全国で影響が大きくなる見通しです。日本海側では短時間に積雪が急増し、見通しが全くきかないほどの猛ふぶきになる所が多くなるでしょう。車の立ち往生などのリスクが高まります。不要不急の外出はひかえて、やむを得ず車を運転する場合は、必ずスノータイヤを装備し、時間に余裕をもって、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。通行止めとなる可能性もありますので、交通情報に注意し、通行ルートの見直しも検討してください。太平洋側でも積雪や路面の凍結に注意が必要です。

26日(木)も寒気の影響が続き、北海道から北陸で影響リスクが高くなります。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

画像B
画像B

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を

画像C
画像C

もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。