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日本付近には、10年に1度の強烈な寒波が襲来する見込み。北日本から西日本の日本海側では大雪となり、たった1日で1メートル近くの雪が降る所も。大雪や路面の凍結による交通障害、暴風雪、高波に厳重に警戒を。

10年に1度の強烈寒気が襲来

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きょう24日は、日本付近は次第に強い冬型の気圧配置となるでしょう。あす25日にかけて、日本の上空には強烈な寒気が流れ込む見込みです。

あす25日の寒気のピークには、上空約1500メートル付近でマイナス18℃以下の寒気が東北南部まで、九州南部や四国、関東南部にはマイナス15℃以下の寒気が流れ込むでしょう。これは10年に1度ともいえる強烈な寒気です。このため、広い範囲で大雪や厳しい寒さに見舞われる見込みです。

また、全国的に非常に強い風が吹き、大しけとなりそうです。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。

予想される降雪量

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北海道から九州は、日本海側を中心に、あさって26日にかけて大雪となり、太平洋側の平地でも大雪となる所があるでしょう。

あす25日6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
北陸地方              90センチ
関東甲信地方、近畿地方、中国地方  70センチ
東北地方、東海地方         60センチ
北海道地方、九州北部地方      40センチ
四国地方              30センチ
九州南部              20センチ

その後、26日6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
東北地方          60から80センチ
北陸地方          50から70センチ
近畿地方          40から60センチ
関東甲信地方、北海道地方  30から50センチ
東海地方、中国地方     20から40センチ
九州北部地方        10から20センチ
その後も東北や北陸地方の多い所で、さらに40から60センチの雪の降る所がありそうです。

短時間で一気に積雪が増える所があるでしょう。朝と帰りで、景色が一変してしまう所もありそうです。一気に雪が増えると、大規模な車の立ち往生などの交通障害が発生することがあります。今回は、九州など、雪に慣れていない地域でも大雪になる予想です。不要不急の外出は避けることが第一ですが、やむを得ず外出される方は、万が一に備えて、万全の対策でお出かけください。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。