メイン画像
メイン画像

十年に一度レベルの強烈な寒気の影響で、朝の冷え込みも強烈に。25日(水)と26日(木)が強い冷え込みのピークで、全国の約7割の地点で最低気温がマイナス4℃以下となる予想です。マイナス4℃以下になると水道が凍結する恐れがあります。

寒気のレベルは十年に一度か

画像A
画像A

あすからは日本列島に非常に強い寒気が流れ込みます。寒気のレベルは「今シーズン一番」であることはもちろん、「十年に一度レベル」と強烈です。場合によっては、これまで観測したことのないような記録的な強さとなる可能性もあります。

例えば、関東(館野)上空1500メートル付近に流れ込む寒気はマイナス15℃台の予想ですが、同地点で過去にマイナス15℃以下を観測したことは1度もありません(これまで最も低くてマイナス14.0℃)。このような強烈な寒気の影響で、日本海側だけでなく、太平洋側でも大雪が予想されているほか、夜間から早朝にかけての強い冷え込みにも注意が必要です。

普段、冷え込みがそれほど強くない所も注意

画像B
画像B

25日(水)と26日(木)は特に冷え込みが強く、全国の約7割の地点で最低気温がマイナス4℃以下となるでしょう。気温がマイナス4℃以下になると水道が凍結する恐れがあります。

東京都心や名古屋、福岡などは予想最低気温が低くてもマイナス3℃予想ですが、油断はできません。水道管が屋外にある場合は、建物の北側で日が当たらない場所だったり、強い風が吹きやすい場所だったり、むき出しになっていたりすると、気温が氷点下4℃以下まで下がらなくても、水道が凍結しやすくなります。tenki.jpの水道凍結指数も参考になさってください。

水道凍結を防ぐために 事前の対策は?

画像C
画像C

強い冷え込みによって発生する「水道の凍結」を防止するためには、次のことが効果的です。

事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。水抜栓はいろいろな種類がありますので、あらかじめ使用方法を確認しておき、水抜栓の場所もチェックしておくと、水を抜く作業がスムーズです。
屋外で、むき出しになっている水道管やメーターを、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。

それでも、もし、水道が凍結してしまった場合、凍結させたままにしておくと、水道管の破裂につながることもありますし、解氷のために、蛇口などに、直接、お湯をかけたりするのも危険で、禁物です。必ず、お住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。