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24日(火)から、今シーズン最強となる強烈な寒波が流れ込む見込みです。寒気のピークは25日(水)頃で、朝晩は厳しい冷え込みとなるでしょう。九州から東北にかけて平地でマイナス4℃以下になる所も。極寒が予想され、水道管が凍結したり破裂によって断水するおそれがあるため、事前の対策が必要です。

過去の「水道管破裂」が相次いだ寒気レベルに匹敵

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週の中頃、この冬最強の寒波が日本の上空に流れ込む見込みです。
上図は、25日(水)朝の上空1500メートル付近の寒気の図です。マイナス6℃以下が雪が降る目安ですが、今回はそれを大幅に上回るマイナス12℃以下の寒気が、日本列島をすっぽりと覆う見込みです。

近年では、2016年1月24日に上空1500メートル付近でマイナス12℃以下の寒気が、西日本から東海地方まで南下した際、西日本で水道管破裂による断水が相次いで発生し、生活に大きな影響が出ました。(850hPa 午前9時の気温 福岡-14.8℃、松江-16.6℃)
今回この時の寒気よりさらに強い寒気が南下するおそれがあり、過去最強の寒気に匹敵する強さとなる所も出てくる可能性があります。

心配なのが「水道管の凍結」です。特に、日が当たらない場所や屋外に露出している水道管は凍結しやすくなります。水道管や蛇口を保温材やタオルで覆い、ぬれないようにビニールを巻き付けたり、少量の水を流し続けるなどの凍結対策が必要です。いざという時のために、水を確保しておくと安心です。

日中も凍える寒さが長続き

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寒気のピークは25日(水)頃ですが、長く居座り、日中も厳しい寒さが続くでしょう。
特に寒さが厳しい25日(水)は、最高気温が軒並み4℃以下となり、体の芯まで冷えるような厳しい寒さとなる見込みです。
暖かいコートやマフラーだけでなく、携帯カイロなどを使って寒さ対策を万全になさってください。

26日(木)、27日(金)と日に日に気温は上がるものの、寒中のこの時期の平年を下回る、厳しい寒さが続く見込みです。
寒気が抜けるまでには時間がかかり、週末にかけて体に堪えるような寒さが長く続くでしょう。できる限り、寒さ対策を万全になさってください。

風雪・大雪・低温に伴うリスク

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風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。