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きょう21日の関東は、北風が強まって、空気がカラカラに乾燥しています。火災が発生しやすい条件がそろっているので、火の元には十分ご注意ください。

強風注意報や乾燥注意報も

きょう21日は冬型の気圧配置となったため、さいたま市で平均風速が10メートルを超えるなど、関東では朝からやや強い北風が吹き、日中は湿度が下がりました。

東京都心では午前9時半頃に最大瞬間風速16.2メートルを観測し、午後2時までの最小湿度は26%となっています。このほか千葉市は21%、神奈川県藤沢市辻堂で20%まで下がっています。

午後2時現在、強風注意報が埼玉県(南部、北部)、神奈川県(横浜・川崎、湘南、三浦半島、西湘)に発表されています。また、乾燥注意報が埼玉県(南部、北部)、神奈川県(全域)、千葉県(全域)、栃木県(全域)に発表されています。

今夜にかけても強い風と空気の乾燥に注意が必要です。

火災を防ぐ 室内で注意するポイントは?

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強風と乾燥が重なると、火災発生のリスクが特に高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。

①たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。

②ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。

③台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。

④電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。

もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。

インフルエンザや隠れ脱水にも注意

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湿度が低くなると、インフルエンザや隠れ脱水にも注意が必要です。予防するために、次のようなことを心がけてください。

<インフルエンザ予防>
①外出時はマスクを着用。人の多い所への外出を控える。
②外から帰ったら、手洗いやうがいをする。
③加湿器などで、室内の湿度を50~60%に保つ。
④栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠。

<隠れ脱水の予防>
①加湿器などで、室内の湿度を50~60%に保つ。
②のどが渇いていなくても、時間を決めて少しずつ水分補給。
③脱水症状のサインに気づく(口の中が粘る、体のだるさ、めまいや立ちくらなど)。

関東ではこの先も空気の乾燥する日が多くなるので、体調管理には十分ご注意ください。