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厚生労働省によりますと、第2週(1月9日~15日)のインフルエンザ報告数は全国で「36,388」と、前の週より約1万3000件増加しています。空気の乾燥しやすい時期ですので体調管理にご注意ください。

インフルエンザ患者数が増加

厚生労働省はきょう(20日)、1月9日~15日までのインフルエンザの発生状況を公表しました。それによりますと、期間中のインフルエンザ報告数は、全国で「36,388」でした。2022/2023シーズンは、2022年第49週(2022年12月5日~11日)に全国の報告数が「1,000」を上回り、毎週増加が続いており、前回公表分からは、約13,000件多くなりました。
なお、今シーズンは2022年第51週(2022年12月19日~25日)調査分で、流行開始の目安を上回ったため、流行シーズン入りが発表されています。

週ごとの報告数を、2021/2022シーズンと比較すると、今シーズンは50倍~650倍以上と、相当数多くなっているのがわかります。なお、報告数のピークは、例年では1月から2月上旬ごろにかけてです。手洗いやうがいなど基本的な感染対策をし、体調管理に十分にお気をつけてください。

この先の天気の傾向は

この先、一週間程度は、日本海側の地域では西高東低の冬型の気圧配置となりやすく、強烈な寒気が流れ込んで大雪となるおそれがあります。一方、太平洋側の地域は、北日本や西日本では気圧の谷や低気圧の影響を受け、曇りや雨の日が多いでしょう。東日本の太平洋側は晴れる日が多い見込みです。

また、その先の天候は、きのう(19日)発表された最新の1か月予報によりますと、冬型の気圧配置となりやすいため、日本海側は曇りや雪・雨の日が多く、太平洋側では晴れる日が多い予想です。
例年、冬の時期は、太平洋側では乾燥した晴れの日が多くなります。空気が乾燥すると鼻やのどの粘膜の機能が低下するとも言われますので、適度に加湿するなどの対策をしましょう。

空気が乾燥 インフルエンザに注意

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湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。