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日本付近には次々と寒気が流れ込む予想で、来週火曜日24日から木曜日26日ごろは日本海側で、身に危険が迫るほどの大雪となる可能性があります。北陸では「大雪に関する緊急発表」が行われました。

来週 強烈寒波襲来 北陸では「大雪に関する緊急発表」

日本付近には強い寒気が流れ込み、きょう(20日)からあす(21日)にかけては、北日本の日本海側の地域では猛ふぶきや暴風、高波に警戒が必要です。
ただ、その先、来週火曜日(24日)から木曜日(26日)ごろにかけては、さらに強い寒気が日本付近に流れ込む予想となっています。平地でも大雪となる目安の上空5500メートル付近でマイナス36度以下の寒気が、北日本から北陸地方にまでかかる予想です。北日本から西日本の日本海側の地域を中心に大雪となるおそれがあります。
きょう午前11時には、新潟地方気象台や北陸地方整備局などが共同で、大雪に関する緊急発表を行いました。北陸地方では、来週火曜日から木曜日ごろにかけて大雪となる見通しで、社会経済活動のみならず、人命にも影響を及ぼす可能性があり、また、雪を伴った強風、暴風や高波に注意・警戒が呼び掛けられています。
大雪により道路での立往生が発生するおそれがあります。不要不急の外出は控え、車での移動する場合は、広域迂回などルートの変更も検討してください。

日本海側 身に危険が迫るほどの大雪のおそれ

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図は、来週水曜日(25日)午前0時の雪・雨・風の予想を示したものです。日本海側の地域を中心に雪の量が多くなる予想です。また、日本海にはJPCZ・風の収束によって帯状に雪が強まる所も予想されています。どのあたりで雪が強まるか、予想が変わる可能性がありますが、JPCZが発生すると、長い間、同じような場所に雪雲がかかり続け、積雪が一気に多くなるおそれがあります。来週にかけて最新の気象情報・道路情報を確認するようにしてください。

また、北日本から西日本の太平洋側の地域でも広く雪雲が流れ込むことが予想されます。来週火曜日から木曜日にかけて、名古屋や大阪、高知、鹿児島でも雪が降る予想となっています。普段、雪の降らない地域では、少しの積雪でも影響が大きくなりますので、時間に余裕をもってお出かけするなど対策をするようにしてください。

雪道運転 万が一に備えて

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。

(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。