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中国地方は過去、来週予想されるような強烈寒波が襲来した際、最低気温が山陽沿岸部でもマイナス4℃前後となるなどの低温や大雪に見舞われています。低温と大雪に備えて、防寒グッズや水道の凍結防止の準備、停電になっても対応できるよう、非常用品や食料などを準備しておいてください。

上空1500メートル付近の寒気は今季最強

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来週24日(火)から25日(水)は今季最強の寒波が中国地方に襲来する見込みです。
24日(火)から25日(水)には上空1500メートル付近にマイナス6℃以下の寒気(平地で雪を降らせるレベル)にすっぽりと覆われ、更に今季最強のマイナス15℃以下の寒気(平年より10℃程も低い)が流れ込むでしょう。

また、上空5500メートル付近にもマイナス30℃以下の強い寒気が流れ込み、発達した雪雲が中国地方に流れ込む見込みです。
過去、中国地方にこのレベルの寒波が襲来した際は低温による水道の凍結や水道管の破裂、山陰や山陽北部で大雪となっています。

24日(火)から厳寒と大雪に

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中国地方は21日(土)の午後は寒気の流れ込みが弱まり、山陰の雪や雨はやむでしょう。
その後、22日(日)の夕方から23日(月)の朝にかけて低気圧や湿った空気の影響で雨が降り、内陸部は雪やミゾレになる見込みです。

24日(火)は冬型の気圧配置となり、今季一番強い寒気が流れ込むでしょう。山陰や山陽北部を中心に雪や風が強まる見込みです。雪を伴った暴風による視界不良や降雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
また、24日(火)は未明から一気に寒気が襲来するため、一日の最高気温は未明に記録するでしょう。日中は気温が上がらず、内陸部は0度以下となる見込みです。
25日(水)も冬型の気圧配置が続くでしょう。山陰や山陽北部を中心に断続的に雪が降る見込みです。
25日(水)の朝は雪があまり積もらない山陽南部でも積雪の恐れがあります。また、朝の冷え込みが厳しく、山陽の沿岸部でもマイナス4℃前後となるなど、水道凍結の恐れがあります。対策をしておいてください。

26日(木)は次第に冬型の気圧配置がゆるむ見込みです。大雪のピークは越えるでしょう。
ただ、朝の冷え込みは厳しく、最低気温は山陽の沿岸部でもマイナス3℃前後の見込みです。
路面の凍結や積雪にも、引き続き注意、警戒してください。

27日(金)は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨や雪が降るでしょう。厳しい寒さが続く見込みです。

停電や水道凍結に備えて

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・暴風雪による倒木や電線への着雪で停電の恐れがあります。停電になってもしのげるように、防寒着や毛布、懐中電灯、モバイルバッテリーなど電源の確保をしておいてください。

・最高気温が0℃未満の真冬日が続いたり、気温がマイナス4℃以下となるような日は、水道が凍結する恐れがあります。特に屋外でむき出しになっている蛇口は凍結しやすいため、保温材を巻くなどして、凍結防止をしてください。

・大雪で食糧の調達ができないことや品薄になる可能性があります。食料品は少し多めに買っておき、非常食や暖房用の燃料なども少し多めに確保しておくとよいでしょう。