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北海道付近は、今夜から明日(21日)明け方にかけて、雪を伴って西よりの風が非常に強く吹くでしょう。猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要です。また、湿った雪による着雪による停電・断水などにも注意が必要です。

どこを走っているかわからないほどの視界不良の恐れ

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北海道付近には今夜は日本海から低気圧が急速に発達しながら近づき、明日にかけて北海道付近を通過します。この低気圧の通過後は冬型の気圧配置が強まるでしょう。

この影響で全道的に雪を伴って風が強まり、特に日本海側南部と太平洋側西部では、風速が21日明け方にかけて陸上で最大風速23メートル、瞬間風速は35メートルに達する恐れがあります。

降る雪に加え、積もっている雪も巻き上げられるようになります。特に車を運転する際は、見通しがほとんど効かず、自分が走っている車線や、どこまでが路肩なのかがわからず、前方にある吹き溜まりが全く見えなくなる恐れがあります。特にこれから夜間の運転は非常な危険な状況となる可能性があります。

出来れば外出は避けたいところですが、外出の際は十分な対策を心がけましょう。

湿った大雪による停電、高い建物は断水にも注意。

また、断続的に雪が強く降り、大雪となる恐れもあります。雪崩などにも注意が必要となるほか、湿った重たい雪による電線や樹木の着雪・倒木の結果停電が発生する恐れもあります。

停電になると暖房が使えなくなるほか、ポンプで水を供給している高い建物は断水となる可能性もあります。停電や、それによる断水に備えて、携帯電話の充電やポータブルストーブ用の灯油、飲料水の確保、また断水になるとトイレも流せませんので、浴槽にトイレ用の水をためておくとよいでしょう。

大荒れの天気となるまではまだ少しの余裕があります。日が沈むまでをめどに準備・対策を心がけましょう。