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きょう12日は、全国的に最高気温が平年を大幅に上回り、西日本や東北などでは1月としては記録的な暖かさとなった所があります。あす13日も各地で気温が高く、積雪の多い所は、なだれや落雪、路面状況の変化などに注意が必要です。

1月とは思えない陽気

きょう12日は、上空に暖気が流れ込み、各地で季節外れの暖かさとなりました。

午後4時までの最高気温は、山口県萩市で19.2℃など1月の観測史上1位を更新した所がありました。盛岡市は1月としては21年ぶりに10℃を超えるなど、記録的な暖かさとなりました。このほか、宮崎県都城市で20.1℃など、九州南部は20℃以上が続出しています。

あす13日(金)は更に気温上昇

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あす13日は、上空の暖気が更に強まるため、きょう12日以上に暖かくなる所があるでしょう。

予想最高気温は、札幌市8℃(4月上旬並み)、仙台市15℃(4月中旬並み)、金沢市17℃(4月中旬並み)、大阪市17℃(4月上旬並み)など。

九州~北陸では午後から次第に雨が降る予想で、北陸など積雪の多い所では雪解けが進む見込みです。

新潟県になだれと融雪に関する気象情報

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新潟地方気象台は、「なだれと融雪に関する新潟県気象情報」を発表。県内では14日にかけて気温が上昇し、更に13日夜から14日にかけて雨が降る見込みで、なだれや融雪による土砂災害などに十分な注意が必要です。

融雪による災害について注意するポイントをまとめました。

・なだれ
多雪地帯では雪解けによって「全層なだれ」というなだれが発生しやすくなります。山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに発生することが多いです。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。

・土砂災害
雪解けによる水分が地面に浸み込むことで地盤が緩むことがあります。解ける雪の量が多ければ多いほど、地面に浸み込む水分量も多くなります。今冬は積雪がいつも以上に多くなっている所もあるので、十分な注意が必要です。

・道路の冠水
雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、冠水の恐れがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、流れてきた雪の塊が排水溝を塞いでしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

・落雪
暖かくなって雪解けが進むと、屋根につもった雪が突然滑り落ちてくることもあります。特に雨を含んだ雪は重く、地面に落ちた時の衝撃も大きくなります。屋根の上の雪下ろしや、軒先で作業する際はしっかり安全を確認してください。