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2023年に入り、本格的なスキーシーズン真っただ中。この先のスキー場の雪の見通しを解説します。

2022-23シーズン スキー場 冬の雪の見通し

待望の雪がようやく積もり、各地のスキー場は、年末年始には全面滑降可能もしくは大部分滑降可能になっています。今シーズンは冬型の気圧配置になる日が多く、平野部では早くから大雪に見舞われたものの、スキー場は積雪が遅れ、年末になって、ようやく多くのゲレンデでスキーが楽しめるようになりました。
しかし心配なのは、この先の気温です。このあと今月中旬は気温が3月並みに急上昇し、雨の降る日がありそうです。ただその後、今月下旬から2月にかけては冬型の気圧配置になる日が多く、積雪は再び増えると予想されます。2月までは気温は低い傾向で、新雪が期待できそうです。

スキー場の降雪量は、1月は平年より少なくなる見通しですが、2月に持ち直し、シーズンを通した降雪量は、おおむね平年並みになると予想します。冬季に晴天の多いエリアのスキー場では、この先も晴天が多く雪の降る日は少ないですが、気温は平年より低い日が多く、積もった雪は解けにくいでしょう。

月ごとの特徴

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1月中旬は冬型の気圧配置が緩み、日本付近は暖かい空気に覆われるでしょう。気温が3月並みに急上昇し、スキー場では雨の降る日がありそうです。雨の日はウェアの防水対策をしっかりするようにしましょう。下旬は冬型の気圧配置になる日が多く、新雪が再び積もりそうです。ただし雪崩の危険が高まりますので、ゲレンデ内の指定されたエリアで滑りましょう。

2月は、冬型の気圧配置になる日が多い見込みです。日本海側のスキー場は雪が積もり、新雪を滑れるチャンスがあるでしょう。低気圧の影響で広く湿った雪が降ることもありそうです。雪質の変化に注意が必要です。

3月は、冬型の気圧配置は続かなくなり、高気圧に覆われる日や、低気圧の影響を受ける日が増えるでしょう。新雪が積もった後に、晴れて気温が上昇し、雪が重くなることがありそうです。
また、朝晩と日中の気温差が大きくなりますので、一日の中でのバーンの変化にも気をつけましょう。紫外線が強くなってきますので、日焼け対策も万全にしましょう。