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この先は寒暖差が大きくなるでしょう。今週末は低気圧や前線の影響で広く雨が降りますが、暖気が流れ込み、季節外れの暖かさになりそうです。来週は寒中らしい寒さが戻るでしょう。

今週後半は暖気流入 季節外れの暖かさ 来週は寒さが戻る

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10日(火)は一時的に冬型の気圧配置になり、北海道や東北の日本海側は雪が降り、札幌市周辺を中心に大雪となる恐れがあります。交通への影響に注意が必要です。

11日(水)から12日(木)にかけては本州付近は高気圧に覆われるでしょう。日本海側も含めて、晴れる所が多くなりそうです。

13日(金)は西から前線を伴った低気圧が近づき、14日(土)から15日(日)にかけて低気圧や前線が日本付近を通過するでしょう。13日(金)は西から天気が下り坂で、14日(土)から15日(日)にかけては広く天気が崩れそうです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、雪ではなく雨で降る所が多くなるでしょう。

今週後半は暖気が流れ込むため、高温傾向になるでしょう。最高気温・最低気温ともに平年より高くなりそうです。最高気温は北海道では5℃くらいまで上がり、東北や北陸は10℃以上になるでしょう。関東から九州は15℃以上の所が多くなりそうです。3月から4月並みの季節先取りの暖かさとなるでしょう。

ただ、このまま暖かさが続くわけではありません。16日(月)以降は次第に寒気が流れ込み、寒中らしい寒さが戻るでしょう。この先、寒暖差が大きくなりますので、体調管理にご注意ください。

多雪地帯では融雪災害に注意

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この先、注意が必要なのは気温差だけではありません。積雪の多く残る所では気温の上昇や雨で雪解けが進みますので、以下のような融雪災害に注意が必要です。

①多雪地帯では雪解けによって「全層なだれ」というなだれが発生しやすくなります。山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに発生することが多いです。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。また、屋根からの落雪も起こりやすくなりますので、ご注意ください。

②雪解けによる水分が地面に浸み込むことで地盤が緩むことがあります。解ける雪の量が多ければ多いほど、地面に浸み込む水分量も多くなります。今冬は積雪がいつも以上に多くなっている所もあるため、いっそう注意が必要です。

③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、冠水の恐れがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いでしまったりすることがあるためです。積雪の多く残る所では、大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。