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東京都心は晴天が続き、きのう1月8日まで、17日間連続で「降水なし」。空気の乾燥した状態が続き、静電気が発生しやすくなっています。空気の乾燥した状態はいつまで?静電気を防ぐコーディネートは?

東京都心 17日連続「降水なし」

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東京都心は、昨年(2022年)12月23日~きのう1月8日まで、17日間連続で「降水なし」。空気の乾燥した状態が続き、静電気が発生しやすくなっています。

東京地方の乾燥注意報は、1月6日(金)まで15日連続で続いていましたが、6日の夜に一旦解除。ただ、7日(土)から再び、乾燥注意報発表中です。

この先、空気の乾燥した状態は、13日(金)頃にかけて続く見込みです。14日(土)~15日(日)は、西から前線を伴った低気圧が進んでくるため、久しぶりに東京都心でも雨が予想されていますが、あと4日間くらいは空気が乾燥、静電気が発生しやすい状態が続きそうです。

静電気が発生する原因は?

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セーターを脱ぐ時にパチパチ!スカートとストッキングの間でパチパチ!中には、このパチパチッという静電気で、冬を実感するという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

静電気が発生しやすい条件は、「乾燥」と「摩擦」です。冬は空気が乾燥しやすい上に、防寒対策で重ね着をする人が多いので、服と服がこすれて摩擦が生じ、静電気が発生しやすくなります。

衣類は、素材によってマイナスの電気を帯びやすいものと、プラスの電気を帯びやすいものがあります。マイナスの電気を帯びやすい素材は、アクリルやポリエステルなど。冬によく着られるフリースは、ポリエステルの起毛素材なのでマイナスのグループです。一方、ナイロンやウールは、プラスの電気を帯びやすい素材です。同じグループ同士は、静電気が起きにくいと言われています。

つまり、静電気の発生を防ぐには、服の素材を見て、マイナスとマイナス、プラスとプラス、それぞれ同じグループの組み合わせをすることがポイントになります。

静電気を防ぐコーディネート

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実際に、静電気を防ぐコーディネイトについて、一例をご紹介します。

左側はマイナスのグループ同士を合わせたコーディネイトです。暖かいポリエステル素材のボアコートの中には、アクリル素材のニットワンピースを合わせるとパチパチが防げます。右側はプラスのグループ同士を合わせたコーディネイトです。ウールのニットには、同じウールのコートを羽織り、ナイロンのスカートを合わせると、静電気が起こりにくくなります。

また、スカートがタイツにまとわりつくのも悩みのひとつです。こちらも、同じグループの組み合わせがポイントです。ポリエステル素材のスカートはマイナスグループなので、同じマイナスグループのアクリル素材のタイツを。プラスのウールには、綿混素材のタイツを合わせるとベターです。また、綿や絹、麻などの天然素材は、帯電しにくいので、うまく取り入れたいですね!

素材の特性を知ることで、静電気の発生を少しでも防ぐことができます。寒い冬を暖かく、快適に過ごすために、重ね着のコツを是非、参考にしてみて下さい。