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あす以降は暖気の流れ込む日が多く、特に来週は各地で季節外れの暖かさとなるでしょう。ただ、再来週はまた寒気が南下する予想です。融雪による事故や、体調管理などに注意が必要です。

連休中は関東から西で寒さ解消 来週後半は季節外れの暖気

あす8日とあさって9日は関東から九州で寒さが解消して、暖かい中で成人の日を迎えそうです。一方、北海道は寒さが続き、雪の降る日もあるでしょう。

連休明けは関東から九州でも一時的に寒くなり、大阪市など最高気温が1桁の所もありそうです。

ただ、木曜日(12日)頃からは、日本海に進む低気圧に向かって季節外れの暖気が流れ込むでしょう。各地で真冬とは思えないような暖かさになる一方で、広い範囲で雨が降り、西日本を中心に降り方が強まる恐れがあります。北海道や東北も雪ではなく雨が降り、雪解けが進みそうです。

融雪による事故 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。雪解けが進むことで次の3つの災害が発生しやすくなります。

・なだれ
多雪地帯で雪解けによって「全層なだれ」というなだれが発生しやすくなります。山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに発生することが多いです。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。

・土砂災害
雪解けによる水分が地面に浸み込むことで地盤が緩むことがあります。解ける雪の量が多ければ多いほど、地面に浸み込む水分量も多くなります。今冬は積雪がいつも以上に多くなっている所もあるので、十分な注意が必要です。

・道路の冠水
雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、冠水の恐れがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いでしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

このほか屋根からの落雪も多くなるので、屋根の上の雪下ろしや、軒先で作業する際は注意が必要です。

再来週はまた寒気流入 寒暖差に注意

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日曜日(15日)までは暖気の影響で気温の高い状態が続き、引き続き西日本を中心に雨が強まる可能性があります。

月曜日(16日)以降は再び強い寒気が南下する見込みです。日本海側では広く雪が降り、九州でも火曜日(17日)にかけて雪が予想されます。スリップ事故などにお気をつけください。全国的に気温も急降下して、厳しい寒さになるでしょう。体調管理にも注意が必要です。