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きょう5日も、太平洋側の広い範囲に「乾燥注意報」が発表されており、空気がカラカラに乾いています。東京都心は5日連続で湿度が20%台まで下がっています。東京都心で1月に最小湿度が5日連続で20%台になるのは、2019年以来4年ぶりのことです。

太平洋側の広い範囲に乾燥注意報

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きょう5日も、太平洋側は晴れている所が多く、乾いた空気に包まれています。広い範囲に「乾燥注意報」が発表されており、午前11時までの最小湿度は、山梨県大月市20%、埼玉県さいたま市と静岡県川根本町22%、千葉市23%などと、午前中からすでに湿度が低くなっています。

東京地方は12月23日から2週間連続で乾燥注意報が発表中で、東京都心の午前11時までの最小湿度は27%と、5日連続で湿度が20%台まで下がっています。東京都心で1月に最小湿度が5日連続で20%台になるのは、2019年以来4年ぶりのことです。空気がカラカラの状態が続いているため、手や唇がカサカサになったり、静電気が発生したりしています。

午後も太平洋側の各地はおおむね晴れて、空気の乾燥した状態が続くでしょう。

火事を防ぐには

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空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。

① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。

加湿する際のポイント

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空気が乾燥する時は、上手に加湿をして、乗り切りたいものです。そこで、室内を加湿する際のポイントを、覚えておいてください。

① 加湿器を使ったり、洗濯物や濡らしたタオルなどを室内に干したりして、適度な湿度を保ちましょう。室内の最適な湿度の目安は50~60%です。湿度計を使うと簡単に湿度を計ることができますので、こまめにチェックするのが、おすすめです。加湿器を使った場合は、点検や清掃を定期的に行ってください。
② 室内の湿度が高くなると、窓ガラスが外気で冷やされ、結露しやすくなります。カビが発生する原因にもなりますので、結露したら、ふき取ってください。
③ 鍋料理は、体の中から温まるだけでなく、様々な栄養を一度に摂取でき、水分もたっぷり取れます。また、鍋料理からの湯気によって、室内の湿度を上げる効果もあります。