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北海道付近は冬型の気圧配置が続いており、局地的に雪の降り方が強まった夕張など、年明けから大雪となった所がありました。気温は全道的に平年より低い状態が続いています。これまでとこれからの雪や気温について、解説します。

4日9時現在の積雪の深さ

北海道では、後志や空知、上川、紋別地方などを中心に積雪が多くなっており、場所によっては平年の2倍以上の雪の量となっています。4日9時現在、最も積雪の深い所は朱鞠内の181cmです。札幌の積雪は平年より少ない26cmとなっています。

明日にかけての雪

北海道付近は引き続き冬型の気圧配置となりますが、明日(5日)にかけて、上空の寒気は次第に弱まる見込みです。そのため、明日朝にかけては留萌や上川、空知、後志地方などの日本海側を中心に雪の降りやすい天気が続きますが、その後は雪の降り方が弱まり、午後には止む所も出てくる見込みです。明日の降雪量は、空知地方などの多い所で10~20cmとなるでしょう。明日も除雪作業が必要な地域がありそうです。作業の際は二人以上で行うなど、十分に注意して下さい。また、午前を中心に西よりの風がやや強く吹いてふぶく恐れがあります。交通関係は、見通しの悪さに注意が必要です。

明後日以降の見通し

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明後日(6日)には、北海道付近の上空に流れ込む寒気が抜け、8日日曜日にかけては割合晴れて天気の大きな崩れはないでしょう。気温も平年並みに戻る見込みです。9日月曜日は低気圧の接近により全道的に天気が崩れ、沿岸を中心に湿った雪となるでしょう。なお、昨日(3日)朝は冷え込みが強まり、十勝地方の陸別で-30.6℃と今期の最低気温を更新しましたが、今後一週間はこれほどまでの強い冷え込みはなさそうです。