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年末年始は、寒気が周期的に日本付近に流れ込む見込みです。特に2023年1月2日(月)~3日(火)にかけては、強烈な寒波の影響で北海道や東北、北陸を中心に大雪の恐れがあります。帰省先から戻りの足に影響を及ぼしそうです。

あす28日(水)は東北、北陸でも雨 雪解けに注意

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あす28日(水)は、九州から関東にかけては、移動性の高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。一方、日本海から低気圧が東北や北海道に近づく見込みです。寒気は弱く東北や北陸でも降り出しは雨になるでしょう。大気の状態は不安定になるため、雷雨や一時的に雨脚が強まることはありそうです。これまでの大雪で多くの所で雪が例年以上に積もっています。屋根からの落雪やなだれ、雪解けによる川の増水等に注意してください。

最高気温は、九州から関東は12℃前後、北陸も10℃くらいまで上がる所が多くなるでしょう。東北は日本海側は6℃前後、太平洋側は10℃前後まで上がる予想です。北海道も広くプラスの気温となるでしょう。北陸や東北、北海道では平年より高い予想です。

29日(木)と30日(金)は冬型強まる

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29日(木)から30日(金)は、冬型の気圧配置が強まり、西日本の日本海側の平地でも雪を降らせるような寒気が流れ込むでしょう。日本海側は広く雪が降り、北陸付近では大雪になる要因の一つであるJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の発生する予想もあります。大雪や猛吹雪に注意してください。寒気が強いため北日本を中心に太平洋側にも雪雲が流れ込む所もありそうです。

帰省先などへ移動される方が多くなりますので、雪の備えは万全にして時間に余裕をもってお出かけください。

大晦日と元日は、穏やかな所多く 初日の出も期待大

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31日大晦日になると冬型の気圧配置は緩み、北日本が中心になるでしょう。2023年1月1日にかけても続く見込みです。日本海側の雪も範囲は狭くなり、九州から関東や北日本の太平洋側は穏やかな天気となるでしょう。元日の「初日の出」も見れる所が多くなりそうです。朝晩は冷えますので、「初日の出」を見に行く際は、寒さ対策は万全にしてお出かけください。

1月2日~3日は寒波襲来 帰省先の帰りの足に影響か?

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2日(月)から3日(火)は、再び強い冬型の気圧配置になり、大雪をもたらすような寒気が日本付近に流れ込むでしょう。北日本や東日本から西日本の日本海側は広く雪が降りそうです。風も強まり、猛吹雪や大雪になる所もありそうです。帰省先から戻る足にも影響がある可能性があります。最新の情報を確認するようにしましょう。

朝晩だけでなく、日中も厳しい寒さの所が多くなりそうです。年末年始で生活のリズムが崩れ、体力が落ちるころですので、体調管理にも注意してください。

風雪・大雪・低温に伴うリスク

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風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道菅の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発砲スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。