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日本海側の地域を中心に積雪が多くなっています。きょう23日、北海道遠軽町白滝では午前3時までの6時間に56センチの降雪を観測し、統計開始以来最多となりました。西日本では太平洋側の市街地でも積雪となっています。

北海道では観測史上最多の降雪も

日本付近には強い寒気が流れ込んでいて、きょう(23日)は北日本や、東日本と西日本の日本海側の地域を中心に、断続的に雪が降っています。所々で雪が強まっていて、北海道遠軽町白滝では、きょう午前3時までの6時間の降雪量が56センチを観測し、1993年の統計開始以来、最も多くなりました。
また、金沢市では、午前8時までの6時間に20センチの降雪を観測し、「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されました。その後、午前9時までの6時間に降った雪の量は21センチとなりました。さらに富山県高岡市の伏木では、午前8時までの6時間に26センチの降雪を観測し、12月の値としては最も多くなっています。

西日本は太平洋側の市街地でも積雪

西日本では太平洋側にも雪雲が流れ込んでいて、普段雪があまり降らない市街地でも、積雪となっている所があります。高知市では、きょう午前8時時点の積雪が14センチとなり、1912年の統計開始以来、最も多い値を更新しました。
広島市でも、午前11時現在、4センチの積雪となっていて、奈良市や山口市でも積雪となりました。

月曜日(26日)にかけて大雪に警戒

大雪は来週月曜日(26日)ごろまで続く見通しです。午前5時発表の気象情報によりますと、あす(24日)午前6時までの24時間に降ると予想される雪の量は、いずれも多い所で、北陸で100センチ、東北、東海、中国地方で70センチ、北海道、近畿で60センチ、四国で50センチなどとなっています。
また、その先も、週明け月曜日にかけて、北陸などを中心にさらに雪の量が増える予想です。大雪による交通への影響や、暴風雪、高波に警戒してください。
年末で帰省などを計画されている方もいらっしゃると思います。気象情報とともに、道路の情報などもチェックし、場合によっては経路の迂回など、計画を変更することも検討してください。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。

(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。