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きょう22日夜からあす23日にかけて、平地に雪を降らせる目安となる寒気が西回りで流入。記録的な大雪となっている日本海側でさらに大雪となり、太平洋側の市街地も雪が降り、積雪のおそれがあります。外出時は大雪や猛吹雪による見通しの悪化に厳重警戒が必要です。

次第に寒気南下 本州日本海側で大雪 太平洋側の平地で積雪も

あす23日にかけては強い寒気が西回りで流れ込む見込みです。

記録的な大雪となっている北陸や東北には、大雪の目安となる上空5500メートル付近でマイナス36℃以下の寒気が流れ込むでしょう。
今回の寒気は、記録的な大雪となった18日(日)から19日(月)よりもさらに強く、長い期間居座る見込みです。

また、きょう22日夜には、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の雪を降らせる目安となる寒気が、九州から東海、北陸を広く覆うでしょう。
今夜から冷たい空気の層に覆われますので、「さらなる大雪」に厳重な警戒が必要です。

きょう22日午後は次第に雪へ 今夜から大雪のおそれ

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きょう22日朝、内陸部では雨に雪が混じり、谷で初雪を観測しました。

きょう22日午後は、九州から北陸、東海にかけて、雨の所も次第に雪に変わる見込みです。
日本海側は広く大雪となり、風も強まるため、ふぶきで見通しが悪くなるでしょう。
車の運転は、雪道に慣れている方でも事故に巻き込まれることがあります。荒れている時間帯は極力運転を控えるなど、心がけてください。

また、今夜は四国や近畿、東海の太平洋側の市街地でも雪になり、初雪の便りが新たに続々と届きそうです。
あす23日朝には、太平洋側でも積雪のおそれがありますので、時間に余裕をもって、交通情報などにご注意ください。

また、北海道付近には2つの低気圧が近づき、停滞する見込みです。
北海道の日本海側北部では、きょう22日夜のはじめ頃からあす23日にかけて、「見通しのまったくきかない猛ふぶき」や「車が埋まるほどの大きな吹きだまり」による交通障害、暴風に警戒が必要です。
北海道の太平洋側東部でも、23日明け方まで大雪による交通障害に警戒してください。

冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」

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この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。