メイン画像
メイン画像

東北地方は22日に多雪地帯も雨が降ったあと、再び冬型の気圧配置が強まります。前回より強い寒気が長期間居座る予想です。日本海側を中心に23日から24日をピークに猛吹雪や大雪の恐れがあり、26日頃にかけて雪が続くでしょう。冬の嵐は前回より長く、早め・長めの備えが必要です。

22日 大雪後の雨…雪崩・落雪・路面状況など注意

画像A
画像A

上の図の青い表示は、22日(木)朝に雨が予想される地域です。緑・黄・赤の雪予想はほとんどなく、東北は山も平地も広く雨が降る予想です。
先日の大雪のあとにまとまった雨が降り、雪解けが進みます。屋根からの落雪、雪崩などに十分ご注意ください。路面状況も悪くなりますので、時間に余裕をもって出かけましょう。
日中は太平洋側ほど本降りになりますので、大きな傘が必要になりそうです。

23日~24日頃 日本海側は猛吹雪・大雪 26日頃まで雪続く

画像B
画像B

23日(金)から24日(土)は冬型の気圧配置が強まります。今回の特徴は①寒気が前回よりも強いこと、②冬型が長時間続くことです。
大荒れのピークは23日夜から24日朝とみられ、日本海側を中心に見通しのきかない猛吹雪や大雪、高波の恐れがあります。
冬型の気圧配置は26日(月)頃まで続く見込みで、ピークを過ぎても積雪はさらに増えるでしょう。福島県内で降雪が1mを超えた前回と同程度か、前回を上回る大雪になる恐れがあります。

【予想最大風速(最大瞬間風速) 23日】
東北日本海側 海上 20から24メートル(25から35メートル)
東北日本海側 陸上 15から19メートル(25から35メートル)

【予想 波の高さ 23日】
東北日本海側 6メートル

【予想 24時間降雪量(多いところ)】
22日18時~23日18時
東北日本海側 山沿い 30から50センチ
東北日本海側 平地  20から40センチ

23日18時~24日18時
東北日本海側 山沿い 40から60センチ
東北日本海側 平地  30から50センチ

交通影響に警戒 外出は計画の見直しも

画像C
画像C

トップ画像のように、22日(木)夜遅くからは日本海側から風が強まりはじめ、交通への影響がではじめる恐れがあります。
その後、クリスマスにかけて猛吹雪や大雪の影響が拡大する恐れがあり、警戒が必要です。
土日にお出かけを予定している方も多いと思いますが、計画の変更も視野に慎重な判断をお願いします。
どうしても車で出かける必要のある場合は、立ち往生に備えて、燃料やスマホの充電を満タンにし、防寒具やスコップ、食料や簡易トイレなどの準備をしておきましょう。

大雪への備えは22日のうちに、長めに

画像D
画像D

今回は雪の降る期間が長いため、停電や立ち往生などが発生すると復旧に時間がかかる恐れがあります。
日本海側で大雪になる地域にお住いの方は、停電しても暖や食事がとれるように、明るさが保てるようになど、22日(水)のうちに再チェックすることをお勧めします。27日(火)には雪の降り方が弱まる見込みですから、4日程度乗り越える分があると安心です。