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記録的な大雪で、新潟の中下越では車の立ち往生や除雪中の事故などが相次いでいます。あす21日は寒気が一旦北上しますが、今週末は再び寒波が襲来、平地も含む広い範囲で再び大雪に注意・警戒が必要です。

新潟の平地で記録的な大雪

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19日は局地的な大雪の原因となるJPCZが発生、今回の寒波では豪雪地帯として知られる湯沢や妙高より中越の平地や下越を中心に短時間で記録的な大雪となりました。
24時間降雪量は、今年8月に豪雨被害があった関川村下関で69センチと1980年の統計開始以来1位となりました。また、新潟市中央区で47センチ、長岡で89センチといずれも12月の1位を記録しました。さらに、柏崎では12時間降雪量が観測史上1位の62センチと短時間の大雪となりました。
この大雪で、中下越では車の渋滞や立ち往生、列車の運休や休校、着雪による倒木や停電、除雪中の事故も相次いでいます。

重い雪 除雪作業は慎重に

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今回の寒波では、水分を比較的多く含んだ重い雪が降り積もりました。
このあと寒気は一旦北上し、寒さは緩んでくるでしょう。
また、22日(木)は西から低気圧や前線が近づくため、全般に雨が降る見込みです。
気温上昇と雨で、雪がゆるみ水分を多く含んで重みも増すため、除雪作業はより一層注意が必要です。
積雪で用水路等が分かりにくくなっていますので足元に十分注意しましょう。
除雪作業はできれば2人以上で、ご家族やご近所と声をかけ合いながら行いましょう。
屋根の雪下ろしは雪の緩みを確認し、はしごはしっかり固定しましょう。
軒下での作業は屋根からの落雪にくれぐれもご注意ください。
また、雨が降ることで土の中の水分量も多くなるため、土砂災害や河川の増水にも注意が必要です。

23日~24日はクリスマス寒波 JPCZ再び 山沿いを中心に再び大雪か

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今週末23日(金)~24日(土)のクリスマス頃にかけては、早くも次の寒波がやってきます。
今回の寒気よりも強く、今季一番の強い寒気が西から流れ込む予想で、北陸付近には再び大雪の原因となるJPCZが発生する見込みです。
山沿いや山地をはじめ平地でも再び大雪に注意・警戒が必要です。
また、今回より風が強まる予想で、雪質は軽くなりますが、広範囲で路面の凍結やふぶきに注意が必要になりそうです。
車の運転は今回以上に慎重に、大雪のときは不要不急の外出は控えましょう。
車の立ち往生に備えて、スノーブラシの他、スコップや毛布、簡易トイレ、簡単な食料やモバイルバッテリーなどを携帯すると安心です。