きょう16日(金)も、北海道や東北の日本海側は断続的に雪。昼頃にかけて暴風雪の所も。青森県八甲田山系酸ヶ湯では最深積雪が151センチに。引き続き、大雪や猛吹雪による見通しの悪化や、車の立往生など、交通の乱れに警戒を。
北海道や東北の日本海側 積雪急増 今季一番の積雪の所も
北海道や東北の日本海側では、きのう15日(木)から、断続的に強い風を伴って雪が降っています。
きょう16日(金)午前5時までの最深積雪は、青森県八甲田山系の酸ヶ湯で151センチ、北海道幌加内町朱鞠内(ほろかないちょうしゅまりない)で128センチ、山形県大蔵村肘折(ひじおり)で117センチ、山形県尾花沢市で86センチなど、今シーズン最も多い積雪となった所が多くなっています。
また、風も強く、最大瞬間風速は、北海道えりも岬で西の風28.8m/s(0時10分)、北海道松前町で西北西の風25.2m/s(4時00分)、秋田県八峰町で西北西の風22.2m/s(1時57分)など、20m/sを超えている所があります。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
きょう16日(金)も、北日本では冬型の気圧配置が続き、上空1500メートル付近でマイナス12℃以下の強い寒気が居座ります。
北海道と東北は日本海側を中心に雪が降り、平地でもさらに積雪が増えるでしょう。昼頃にかけて、西よりの風が強く吹いて、猛吹雪となる所がありそうです。
あす17日(土)6時までに予想される24時間降雪量は、北海道日本海側の多い所で40センチの見込みです。引き続き、大雪や猛吹雪、吹きだまりによる交通機関の乱れに警戒してください。
もし、雪道で立ち往生してしまった場合は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
ジェーン・スー
北原みのり
田村耕太郎
