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中国では黄砂が観測されています。あす13日(火)の午後から14日(水)の未明にかけて九州から北陸周辺に黄砂が飛来する可能性があります。

黄砂が飛来か

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きのう11日(日)からきょう12日(月)にかけて中国では黄砂が観測されています。上の気象衛星の画像を見ると、中国では黄砂が飛んでいるとみられる茶色の領域があるのが分かります。

あす13日(火)の午後から14日(水)の未明にかけては、九州から北陸周辺に黄砂が飛来する可能性があります。

今のところ、あまり濃度が濃くなるこはない見込みですが、黄砂が飛来すると、自動車や洗濯物に黄砂などが付着し、汚れることがあります。洗濯物は室内に干したり、外出はマスクに加えて、メガネを着用したりするなど対策をすると安心です。

なお、12月に黄砂が飛来することは比較的少なく、現在、黄砂の観測を行っている全国11地点で、12月に黄砂が観測されたのは、2012年に那覇で観測されたのが最後です。また、2010年の12月には、大阪や広島、高松、福岡、鹿児島、那覇で黄砂が観測されています。

黄砂はどこから? 影響は?

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黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋や冬に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまうこともあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。