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来週14日頃、「ふたご座流星群」が極大を迎えます。火星も見頃が続きますので、一緒に観察するとよさそうです。14日は冬型の気圧配置となるため、太平洋側を中心に観察のチャンスがありますが、夜間は一段と冷え込むでしょう。

極大は14日22時頃

「ふたご座流星群」は、「しぶんぎ座流星群」、「ペルセウス座流星群」と並ぶ三大流星群のひとつで、毎年、安定して多くの流れ星が見られるということで知られています。「ふたご座流星群」の出現期間は毎年12月4日頃から17日頃で、国立天文台によると、今年は来週14日22時頃に極大を迎えます。

観察におすすめのタイミングは2回。1回目は、13日夜から14日明け方にかけて、2回目は14日夜から15日明け方にかけてです。

ただ、ともに深夜になると比較的明るい月が昇ってくるため、なるべく月があまり高く昇らないうちの21時から日付が替わる頃までの観察がよさそうです。

流れ星を見つけるコツは?

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流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。

① できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
② できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③ 空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。

火星も見頃続く

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また、今はちょうど火星が一晩中見える時期で、来週にかけても夜空でひときわ明るく輝きそうです。流れ星を待ちながら、火星の輝きを楽しむのもよいでしょう。

13日は低気圧の通過に伴い全国的に雨が降りそうですが、14日は冬型の気圧配置となり、太平洋側で晴れる所がありそうです。ただ、強い寒気が流れ込むため、夜間は特に冷え込みが強まるでしょう。流れ星を見る方は寒さ対策を念入りにしたほうがよさそうです。