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きょう9日、沖縄は大気の状態が不安定になり、沖縄県多良間空港で1時間に70.0ミリ(1時13分まで)の非常に激しい雨が降り、12時間雨量は200ミリ以上となりました。このあとも激しい雨に注意が必要です。

沖縄で非常に激しい雨

きょう9日、沖縄では大気の状態が不安定になっています。

沖縄は先島諸島を中心に活発な雨雲がかかり、1時間に沖縄県多良間空港で70.0ミリ(1時13分まで)と非常に激しい雨、下地島空港で49.0ミリ(3時22分まで)と激しい雨が降りました。ともに2003年の統計開始以来1位の値を更新しました。

12時間降水量は多良間空港で205.0ミリ(10時まで)に達し、こちらも2003年の統計開始以来1位の値を更新しました。

今夜にかけて激しい雨に注意

このあと、南西諸島付近には前線が発生するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、沖縄は大気の不安定な状態が続きそうです。沖縄では今夜にかけても断続的に雨が降り、本島地方などでも局地的に激しい雨が降るでしょう。

激しい雨って どんな雨?

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激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。