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きょう6日、関東はくもりや雨で、正午の気温は7℃以下の所がほとんど。年間で最も気温が低い、1月中旬から下旬の平年の最高気温を2℃以上下回る厳しい寒さです。午後は次第に日が差して、気温は上昇するものの、10℃以下の所が多いでしょう。

次第に日差し 気温10℃以下でヒンヤリ

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きょう6日正午、関東はなかなか雲がとれにくく、栃木県や茨城県、千葉県を中心に冷たい雨が降っている所があります。
正午の気温は、東京都心で6.8℃、横浜市で7.4℃、千葉市で6.7℃、さいたま市で7.0℃、前橋市で9.0℃、宇都宮市で5.1℃、水戸市で5.6℃となっていて、7℃以下の所がほとんどです。寒かったきのう5日の正午よりも2℃前後低くなっています。

年間で最も気温が低くなるのが、1月中旬から下旬頃ですが、その頃の平年の最高気温を2℃以上下回る厳しい寒さです。冷たい北風も吹いて、体感的には一段と寒く感じられます。

雨は昼過ぎにはやむ見込みで、午後は次第に日が差すでしょう。気温はやや上昇するものの、10℃以下の所が多く、年末年始頃の寒さとなりそうです。このあとも、暖かいコートやマフラーなど防寒対策をしっかりとしてお過ごしください。

けさは都心など今季一番の冷え込み あす以降も冷え込み続く

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きょう6日朝は、午前9時までの最低気温が東京都心で4.1℃、千葉市で4.7℃、横浜市で5.0℃まで下がるなど、今季これまでで一番冷えた所もありました。

あす7日朝は、放射冷却現象で、けさと同じかけさ以上に冷える所もありそうです。北部では8日朝は更に冷え込みが強く、市街地でも0℃近くまで下がる日があるでしょう。
あす7日から日中は寒さが和らぎますが、朝晩の厳しい冷え込みが続きますので、体調を崩さないようにご注意ください。

放射冷却現象とは

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この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まるため、気温がグンと下がります。

「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。

例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。

放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。