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26日(土)は寒冷前線が通過し、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。落雷や竜巻等の激しい突風、ひょうなどのシビア現象に注意してください。28日(月)~29日(火)にかけては、低気圧が発達しながら日本海を進み、南から暖かい空気が入って季節外れの暖かさとなりそうですが、29日(火)は荒れた天気となるおそれがあります。30日(水)は強い寒気が流れ込み、気温が一気に急降下しそうです。30日(水)夜には平地でも雪がまじり、初雪となる可能性があります。

26日(土)は寒冷前線が通過 昼頃から大気の状態が非常に不安定

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26日(土)は、寒冷前線が日本海を南下し、午後に北陸地方を通過するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が入るため、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。

北陸地方では、早い所ではお昼頃から雨が降り出し、雷を伴うでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうなどのシビアな現象に注意してください。近くに黒い雲が現れたり雷鳴が聞こえた場合は、なるべく頑丈な建物の中に避難してください。ひょうやアラレの降るおそれもあるため、農作物の管理にも注意してください。また、川沿いの地域では局地的に南寄りの風の強まる所もありそうです。

28日(月)~29日(火)は季節外れの暖かさ 荒れた天気のおそれも

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28日(月)は高気圧に覆われてよく晴れて日照時間が十分なところへ、西から低気圧が近づいて上空には温かい空気が入るでしょう。さらに29日(火)は、低気圧が日本海を発達しながら進むため、南寄りの風が強まり、フェーン現象となるでしょう。上空にはさらに暖かい空気が入るため、季節外れの暖かさとなり、最高気温は20度を超える所が多くなるでしょう。雨の降りだしのタイミングにもよりますが、一部では夏日となる可能性もあります。

北陸地方でこれまでに観測された最も遅い夏日は11月26日で、金沢で1889年に、富山県の魚津と上市で1997年に観測されました。もし、北陸地方の気温観測地点のどこかで夏日となった場合は、観測史上最も遅い夏日の出現となります。暖かいを通り越して汗ばむ陽気となりますので、体調管理や農作物の管理などに注意してください。

さらに、29日(火)は前線が通過するタイミングを中心に短時間に強い雨のおそれもあります。南寄りの風も強まって荒れた天気となるおそれがあります。大型車を中心に橋梁部では横転事故に注意が必要です。鉄道などの交通機関の乱れも予想されますので、お出かけの予定のある方は、交通情報に十分に注意してください。

30日(水)以降は一気に冬の寒さ 平地でも初雪の可能性 タイヤ交換がまだの方は今週末に

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30日(水)以降は冬型の気圧配置が続き、気温が急降下するでしょう。30日(水)夜には、上空1500m付近でマイナス6度以下の寒気が北陸地方まで南下するでしょう。この寒気は、平地で雪になる目安となる寒気となります。北陸地方は平地でも雨に雪がまじり、初雪となる可能性があります。現段階では、平地で積雪の可能性はなさそうですが、山間部では本格的な積雪となる可能性がありますので、冬用タイヤにまだ交換されていない方は、今週末での交換をお勧めします。

また、30日(水)は気温が急降下し、29日(火)までの季節外れの暖かさから一転、夜には雪がまじるほどの寒さとなります。12月1日(木)の最高気温は、各地とも10度を下回り、29日(火)との気温差は15度以上となる所もありそうです。気温の急激な低下が予想されますので、体調管理に十分に注意してください。