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きょう24日(木)、新潟市では、雨上がりの空に「時雨虹(しぐれにじ)」がかかりました。新潟県は今夜にかけて、所々で雨が降り、午後も「時雨虹」の見られるチャンスがありそうです。

新潟市上空に「時雨虹(しぐれにじ)」

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きょう24日(木)、新潟市中央区から見た空には、「時雨虹(しぐれにじ)」がかかりました。

「時雨(しぐれ)」は、晩秋から初冬にかけて、季節風によって風が強まり、雨が降ったり晴れたりすることです。その際に、太陽の光が雨粒に当たり、屈折、分光することで、七色の虹が出る現象を「時雨虹(しぐれにじ)」と呼びます。

きょう24日(木)の新潟県は、雨が降ったり日が差したり、変わりやすい天気となっていて、虹が出やすい気象条件です。

日本海側は午後も一部で雨

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きょう24日(木)は、日本付近は冬型の気圧配置となっています。
山陰や、北陸から北の日本海側は雲がかかり、新潟県など雨の降っている所もあります。

このあと次第に雨の範囲は狭くなりますが、夜にかけては、日本海側の所々で雨が降るでしょう。
ただ、ずっと雨が降り続くわけではなく、雨が降ったり晴れたり、変わりやすい天気となりそうです。午後も、太陽と反対側の空に虹がかかる可能性があるでしょう。

虹のしくみ

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虹は、太陽の光が、空気中の水滴によって折れ曲がったり、反射したりすることによって、色の違う光の線が見える現象です。普通の虹は、外側が赤色、内側が紫色で、空気中の水滴が大きいほど、虹の色は鮮やかに見えます。

虹は、2つの虹が対になって発生することもあります。色が濃い虹を「主虹(しゅこう・しゅにじ)」、薄い虹を「副虹(ふくこう・ふくにじ)」と呼び、主虹と副虹は、色の並びが逆になっているのです。

虹は、太陽の光を反射して発生するため、発生する方向は、必ず、太陽と反対方向になります。ぜひ、雨上がりは、太陽を背にして、虹を探してみては、いかがでしょうか。