激しい雨や横殴りの雨　近畿や東海は午後も注意　関東や東北のピークはこれから

きょう23日、低気圧や前線の影響で、沖縄から東北南部にかけて広く雨が降っています。九州や山陽、四国は次第に雨はやみますが、近畿や東海は午後も激しい雨や雷雨に注意。関東や東北はこれから雨や風のピークを迎えそうです。

沖縄～東北南部　広く雨雲

きょう23日、前線を伴った低気圧が西日本から東日本の太平洋側を東へ進むでしょう。また、日本海を別の低気圧が東へ進む予想です。

正午現在、沖縄から東北南部にかけて広く雨雲がかかり、雨脚の強まっている所もあります。三重県志摩市阿児(アゴ)では、午前7時12分までの1時間に67.0ミリの非常に激しい雨が降りました。

九州は昼過ぎから、沖縄や山陽、四国は夕方から次第に雨はやむでしょう。

雨や風のピークは

一方、山陰や近畿、東海、関東、北陸、東北南部は夜にかけて雨が降り続く予想です。東北北部は夜から雨が降りだすでしょう。

近畿や東海は夜にかけて、関東では夕方から夜にかけてが雨のピークで、沿岸部を中心に雷を伴って激しい雨の降る所がありそうです。雨量が多くなるおそれがあります。また、関東を中心に沿岸部では風も強まり、横殴りの雨になる所もあるでしょう。

北陸や東北は夜からあす24日の明け方にかけて雨や風が強まる予想です。東北の太平洋側では風が非常に強く吹き、大雨となるおそれもあります。暴風や高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

激しい雨って　どんな雨?

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上～50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。