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ここ1週間(11月14日10:30~21日10:30)の地震は、震度1以上が35回で、そのうち震度3以上が8回です。きょう21日5時19分頃には、福島県沖を震源とする地震があり、福島県で震度3を観測しました。

ここ1週間の地震回数

上の図は、日本全体で、7日間に震度1以上を観測した地震の震央を、地図上に示したものです。ここ1週間(11月14日10:30~21日10:30)では、震度1以上の地震が35回観測されました。

震度3以上は8回

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また、ここ1週間で「震度3以上」の地震は8回観測しました。

きょう21日5時19分頃には、福島県沖を震源とする地震があり、福島県いわき市と川内村で震度3を観測しました。

14日には異常震域も

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14日17時9分頃に発生した三重県南東沖を震源とする地震では、震央に近い東海地方ではあまり揺れず、離れた福島県や茨城県で震度4の揺れが観測されました。

これは、震源に近い場所よりも遠く離れた太平洋側で震度が大きくなる「異常震域」と呼ばれる震度分布です。「異常震域」とは、深発地震が発生した際に、震源に近い真上には、地震波が減衰しやすい領域を通るために揺れが弱まって伝わる一方で、太平洋側には、地震波が減衰しにくい海洋プレートを通るために揺れがあまり弱まらずに伝わるため、起こります。その結果、震源に近い場所よりも遠く離れた太平洋側で震度が大きくなります。なお「異常震域」は、時折、起こることで珍しいことではありません。

日頃から備えを

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地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。

① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。