メイン画像
メイン画像

この先1か月、全国的に気温が高いでしょう。本格的な冬の訪れは少し先になりそうですが、11月末頃に一時的に強い寒気が流れ込む見込みです。急に厳しい寒さがやってきて、雪の降る所があるため、雪の装備は早めに整えておくとよいでしょう。17日(木)発表の最新の1か月予報です。

この先1か月の天候のポイント

画像A
画像A

この先1か月は寒気の影響を受けにくいでしょう。12月前半も高温傾向の予想に変わってきました。このため、気温は全国的に高く、特に北日本では11月下旬に、東日本、西日本と沖縄・奄美では来週にかけて気温がかなり高くなる所が多い見込みです。ただ、一時的に強い寒気が流れ込み、急に寒くなる日があるでしょう。

また、低気圧や前線の影響を受けやすいでしょう。このため、降水量は北日本太平洋側で平年並みか多く、東日本から西日本の太平洋側で多い予想です。日照時間は北日本から西日本の太平洋側で平年並みか少ないでしょう。

降雪量は北日本から東日本の日本海側で少ないでしょう。本格的な雪の季節は少し先になりそうですが、一時的な強い寒気により、降雪が強まることも考えられます。冬用タイヤへの交換など、雪の装備は早めに整えておきましょう。

1週目(11月19日~11月25日)のポイント

来週にかけては本州の南岸を低気圧が度々通過します。20日(日)と23日(水・勤労感謝の日)は広い範囲で雨が降るでしょう。北日本では雪になる所もありそうです。低気圧の進路や発達具合によっては雨や風が強まり、荒れた天気となる恐れもあります。

気温は全国的に平年より高いですが、北日本は一時的に寒気が流れ込むことがある見込みです。また、雨の降る日は日中も気温が上がらず、寒くなる所がありますので、うっかり薄着で過ごして体を冷やさないよう、お気をつけください。

2週目(11月26日~12月2日)のポイント

北日本から西日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。太平洋側では平年より晴れる日が少なくなりそうです。沖縄・奄美は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

気温は全国的に平年より高い見込みです。ただ、11月の終わりには一時的に強い寒気が流れ込みます。平地でも「降れば雪」となるような寒気が北陸付近まで南下する予想ですので、北陸周辺で初雪を観測する可能性があります。関東から九州の市街地でも、ダウンコートやマフラー、手袋が必要な寒さが予想されます。これまで暖房器具なしで過ごしていた地域の方も、今週末のうちに点検や掃除をするなど、準備を進めておくとよさそうです。

3~4週目(12月3日~12月16日)のポイント

北日本から西日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。沖縄・奄美は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

気温は、北日本ではほぼ平年並みの予想で、冬らしい寒さの日が多いでしょう。東日本や西日本、沖縄・奄美は平年並みか平年より高い見込みです。ただ、一時的に冬型の気圧配置となり、強い寒気が流れ込むことがあるでしょう。高温傾向とはいえ、日々の気温差が大きくなることも考えられます。本格的な冬の寒さに備えて、早めに冬物の衣類や防寒グッズなどを揃えておくとよさそうです。

【北日本】北海道・東北
【東日本】関東甲信・北陸・東海
【西日本】近畿・中国・四国・九州