メイン画像
メイン画像

きょう16日(水)は、九州から関東の太平洋側を中心に晴れて、この時期らしい気温となりました。きのうの日中は師走並みの寒さだった関東も、寒さが和らぎ15℃以上に。一方、北日本は風が強まり、寒く感じられた所も。

最高気温は全国的に11月並み

きょう16日(水)は、北日本を中心とした冬型の気圧配置となっています。

九州から関東の太平洋側を中心に晴れて、この時期らしい気温となりました。
午後3時までの最高気温は、福岡市19.2℃、大阪市18.1℃、名古屋市で17.4℃となり、いずれも平年並みでした。

関東はきのう15日(火)は、師走並みの寒さとなりましたが、きょうは多くの所で15℃以上となり、寒さが和らぎました。
東京都心は17.3℃、横浜市、前橋市17.7℃など、きのうの日中より4℃前後高くなりました。

一方、北日本は北から西寄りの風が強まっていて、体感的に寒く感じられた所も。
午後3時までの最高気温は、仙台市14.6℃、秋田市11.5℃、平年より15日遅く初雪を観測した札幌市では6.1℃でした。
今夜は次第に強い風がおさまるでしょう。

あす17日(木)朝にかけて冷え込み注意

画像B
画像B

きょう16日(水)朝は、東京都心で8.3℃、さいたま市では4.8℃まで下がるなど、関東の広い範囲で今シーズン一番の冷え込みとなりました。

あす17日(木)朝は、風がおさまる分、冷え込みそうです。
けさと同じか、東日本から北日本の内陸部を中心に、けさ以上に冷える所もあるでしょう。関東は8℃前後で、更に低くなる所もありそうです。身体を冷やさないように暖房を使用するなど、暖かくしてお過ごしください。

放射冷却現象とは

画像C
画像C

この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まるため、気温がグンと下がります。

「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。

例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。

放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。