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今朝(16日)の関東地方は、放射冷却の影響で冷え込みが強まりました。東京都心は8.3℃まで下がり、今シーズン一番の冷え込みになりました。

横浜・さいたまなども 今シーズン一番の冷え込み

今朝(16日)の関東地方は、晴れた所が多く、放射冷却の影響で冷え込みが強まりました。東京都心では、午前8時までに、8.3℃まで気温が下がり、今シーズン一番の冷え込みになりました。

その他、午前8時までの最低気温は、横浜は9.3℃、銚子は9.0℃、さいたまは4.8℃と、いずれも今シーズン一番の冷え込みとなっています。

日中は日差し暖か でも朝との寒暖差大きい

日中は日差しがたっぷり届き、きのう15日よりも最高気温が3℃前後高くなる所が多いでしょう。東京都心や横浜は18℃くらいまで上がり、この時期らしい気温になる見込みです。日差しが暖かく感じられそうです。

ただ、朝と日中との寒暖差が、きのう15日よりもグッと大きくなるでしょう。お出かけの際の服装や、体調管理にご注意ください。

放射冷却現象とは

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この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まるため、気温がグンと下がります。

「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。

例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。

放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。