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ここ1週間(2022年11月8日12時00分〜2022年11月15日12時00分)、震度1以上の地震の観測回数は27回で、そのうち震度4以上の地震は3回となっています。

ここ1週間の地震回数

上の図は、日本全体で、7日間に震度1以上を観測した地震の震央を、地図上に示したものです。ここ1週間(2022年11月8日12時00分〜2022年11月15日12時00分)では、震度1以上の地震が27回観測されました。

震度4以上は3回

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ここ1週間で、「震度4以上」の地震は3回観測しました。

14日22時28分頃には石川県能登地方を震源とする地震で、石川県珠洲市で震度4を観測しました。また、9日17時40分頃には茨城県南部を震源とする地震で茨城県城里町で震度5強を観測しました。

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14日17時9分頃には三重県南東沖を震源とする地震で、福島県双葉町や浪江町、茨城県つくばみらい市で震度4を観測。

この地震では、震央に近い東海地方ではあまり揺れず、離れた福島県や茨城県で震度4の揺れが観測されました。これは、震源に近い場所よりも遠く離れた太平洋側で震度が大きくなる「異常震域」と呼ばれる震度分布です。「異常震域」とは、深発地震が発生した際に、震源に近い真上には、地震波が減衰しやすい領域を通るために揺れが弱まって伝わる一方で、太平洋側には、地震波が減衰しにくい海洋プレートを通るために揺れがあまり弱まらずに伝わるため、起こります。その結果、震源に近い場所よりも遠く離れた太平洋側で震度が大きくなります。なお「異常震域」は、時折、起こることで珍しいことではありません。

日頃から備えを

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いつ発生するかわからない地震に備えて、日頃から身の周りの安全を確保するようにしておきましょう。

①家具の転倒を防ぐ対策をしましょう。特に、寝室の安全はしっかり確保してください。普段寝ている場所に寝転がり、家具が倒れてきたり、ものが落ちてきたりしないか確かめておきましょう。

②ハザードマップを確認して、土砂災害や液状化現象の危険性の高い場所を確認しておきましょう。国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。地盤によって揺れる大きさが変わります。「地震のゆれやすさ全国マップ」を確認して、心づもりをしておきましょう。

③万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認しましょう。避難時に必要なものは、日頃からリスト化しておくと便利です。地震による停電や通信回線が集中してもいち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。情報をいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。緊急警報放送に対応しているラジオは、緊急時に自動的に電源が入るようになっています。