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今夜(8日)は皆既月食と天王星食が見られます。東北地方は太平洋側の沿岸ほど見られそうです。

今夜 太平洋側ほど星空に期待

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きょう(8日)正午の東北地方は、気圧の谷の影響で日本海側を中心に雨や雷雨となっていますが、今夜は天気が回復傾向です。
上の図の通り、太平洋側の沿岸ほど星空に期待できるでしょう。日本海側も雲の切れ間から見られるチャンスがありそうです。
夜9時の予想気温は各地で10度前後まで冷え、沿岸部ほど北西の風が強まるでしょう。厚手のコートにマフラーなどを用意しておくと良さそうです。

皆既月食 見られる時間は

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こちらは、仙台から見た皆既月食の予想時刻です。時刻は全国共通になります。
仙台市天文台によると、8日午後6時過ぎに東の空で月の一部が地球の影に入る「部分食」が始まります。
その後、月は南東の空へ昇り、月がすべて地球の陰に入る「皆既月食」が午後7時16分から始まります。月が少し赤みがかったような色で暗く見えます。

今回の皆既月食は月が昇ってから欠けはじめ、比較的早い時間帯に起こるため、ここ数年の中でも好条件となりそうです。
空が東から南東に開けた場所から楽しみましょう。

天王星食は双眼鏡などを

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仙台市天文台によると、今夜は地球から見て天王星が月に隠される「天王星食」もおこります。月食中の月が天王星食を起こすのはめずらしいことです。仙台で天王星食が条件よく観察できるのは1999年以来およそ23年ぶりです。

仙台では皆既月食の終了(20時42分)直後の午後8時44分、まだ暗く赤っぽい月の東側から天王星が徐々に隠れ始め(潜入開始)、14秒ほどで全体が隠れます(潜入終了)。そして、21時31分、部分月食中の月が欠けた部分(西側)から再び天王星が現れ始め、15秒ほどで全体が現れます。
天王星は5.6等の明るさのため肉眼で見ることが難しく、観察には双眼鏡などの道具が必要です。