メイン画像
メイン画像

沖縄の先島諸島は、11月1日(火)にかけて、台風22号周辺の湿った空気の影響などにより、前線の活動が活発になるため、雨雲が発達するでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。なお、沖縄本島地方でも「警報級の大雨」となるおそれがあります。

台風22号「強い」勢力に発達予想 沖縄付近の「前線」の活動が活発に

画像A
画像A

沖縄付近には「前線」が停滞しているため、10月31日(月)は、大気の状態が非常に不安定になり、所々で雨雲が発達しました。宮古島市平良では、12時30分までの3時間降水量が83.5ミリと、10月1位の値を更新しました。

この「前線」は、11月1日(火)も、沖縄付近に停滞するでしょう。また、南シナ海には台風22号があり、1日(火)には「強い」勢力に発達する予想です。

この台風22号周辺の「暖かく湿った空気」の影響などにより、沖縄付近の「前線」の活動が活発になるため、沖縄では1日(火)にかけても、雨雲が発達するでしょう。

予想雨量は? 警戒ポイントは?

画像B
画像B

沖縄本島地方と先島諸島では、1日(火)にかけて、多い所で1時間に50ミリの「非常に激しい雨」が降るでしょう。なお、前線の活動の程度によっては、沖縄本島地方でも1日(火)にかけて、「警報級の大雨」となるおそれがあります。

1日(火)18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
沖縄本島地方:150ミリ
先島諸島:150ミリ

2日(水)18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
沖縄本島地方:およそ50ミリ
先島諸島:50~100ミリとなっています。

先島諸島で「警戒すべきポイント」は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫です。沖縄本島地方でも、雨雲レーダーを確認するなど、最新の気象情報を確認してください。

また、先島諸島では、1日(火)にかけて、積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風による被害の起こるおそれがあります。落雷や突風にも、ご注意ください。

予想される波の高さは? 大しけの所も

画像C
画像C

気を付けなければならないのは、大雨だけではありません。波が高くなり、風も強まるでしょう。

先島諸島の沿岸の海域では、1日(火)にかけて、しける見込みです。なお、1日(火)は大しけとなるおそれがあります。うねりを伴う高波に、十分な注意が必要です。また、沖縄本島地方でも、1日(火)にかけて、しける見込みです。うねりを伴う高波にご注意ください。

予報される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島:31日(月)4メートル   11月1日(火)5メートル

さらに、先島諸島では、すでに、北東の強い風が吹いています。10月31日(月)は北東の「強い風」が、11月1日(火)は、北東の「非常に強い風」が吹く見込みです。強風にも、十分ご注意ください。